エリザベス・バンクス、“天才”を愛し守る女性に…『ラブ&マーシー』
による“治療”の名のもとに、食べ物や住まいだけでなく、あらゆる行動を全て監視されていた彼を救い出すために、家政婦と裏で交渉したり、法の力を借りたり、想像を絶する駆け引きには思わず息を飲むほど。愛する人の人生に、再び光と希望をもたらすための壮絶な戦いを体現する。
エリザベスは、自身が演じたメリンダについて、「彼女は『ザ・ビーチ・ボーイズ』のファンでもなかった。もちろん、ブライアンのファンでもない。でも、そのことが彼らの関係を助けたんだと思う。彼に会ったとき、純粋な視点で彼を見ることができたのよ。彼が何者かもよく知らなかった。私はそのことを重視して、彼について書かれたものはほとんど読まなかったの」とふり返る。
その一方で、現在はブライアンの妻であるメリンダについて、「私が一番、思ったのはメリンダがとても勇敢な人物だということね。メリンダ本人に会って、彼女が本当に意志の強い人だということが分かったの」と分析し、作品中でも愛する女性の強さを発揮している。
2015年下半期のエリザベスは、本作を皮切りに、監督・製作・出演の3役をこなす大ヒット作『ピッチ・パーフェクト2』(10月公開)ほか、『マジック・マイクXXL』(10月公開)