くらし情報『【シネマ羅針盤】ちょっと気が早いですが…激戦の夏休み映画、勝者と勝因は?』

2015年8月31日 21:00

【シネマ羅針盤】ちょっと気が早いですが…激戦の夏休み映画、勝者と勝因は?

という悲鳴が、いまも個人のSNSを中心に駆けめぐっており、最近の洋画には珍しい飢餓感をあおっている。

これに続くのが、細田守監督の『バケモノの子』だ。7月11日(土)の公開から45日間で観客動員数が400万人を突破し、累計興行収入は51億円を超えた(配給発表)。すでに3年前の前作『おおかみこどもの雨と雪』が記録した42.2億円を大きく上回っており、細田監督最大のヒットとなった。作品の評判に加えて、過去作品のテレビ放送や大盛況だった「バケモノの子」展など、目に見える効果的なタイアップが大きな力を発揮したと言える。

もはや“ポストジブリ”という枠を超えて、確固たるブランドを築きつつある細田監督。フリー転身後の『時をかける少女』以降、3年おきに夏休み映画として新作を発表しており、いまや風物詩となった感もある。恐竜、バケモノに続くのは『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』『ミニオンズ』『インサイド・ヘッド』(あくまで体感ですが…)。
この夏は純粋に「いい映画」「面白い映画」が興行的成功を収める喜ばしい状況だった。

(text:Ryo Uchida)
■関連作品:
インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開
(C)

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.