くらし情報『クロサワ、キタノ…日本文化と深い関係も!ロシア映画の魅力を探る』

2015年9月17日 14:15

クロサワ、キタノ…日本文化と深い関係も!ロシア映画の魅力を探る

また、漢字が抽象的な概念を組み合わせて文字としてデザインされていることに興味を示し、それを基にモンタージュ理論を開発。『戦艦ポチョムキン』でも、一見関係のないものを交互に映して意味を持たせるなど、自身の映画に反映させた。

●アレクサンドル・ソクーロフ<日本でドキュメンタリー3本撮影、旭日双光章を受賞>
ヴェネチア「金獅子賞」受賞作『ファウスト』など、ロシアを代表する映画監督のひとりアレクサンドル・ソクーロフ。歴史上の重要人物を扱った「権力者4部作」の第3部作『太陽』では、主演にイッセー尾形を起用して大日本帝国時代の昭和天皇を描いた。さらに、もともと日本に関心のあったソクーロフは、『オリエンタル・エレジー』『穏やかな生活』と日本についてのドキュメンタリーを相次いで製作。作家・島尾敏雄の妻、島尾ミホの生き様を描いた『ドルチェ 優しく』など、現代の日本に寄り添った作品も数多く、こうした日露両国間の相互理解を深めることに貢献したとして、2011年には旭日双光章を受賞している。

辿れば辿るほど、日本とゆかりの深いロシア映画。『裁かれるは善人のみ』にも、その影響は色濃く映し出されているはずだ。


『裁かれるは善人のみ』は10月31日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。

(text:cinemacafe.net)

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