2015年9月28日 20:30
【インタビュー】染谷将太 as 新妻エイジ 『バクマン。』実写化のキープレイヤー
すごくピュアな少年だなと思いました」。
演じるにあたって、衣裳合わせの席で染谷さんが大根仁監督に放ったのが「“L”にならないようにします」というひと言。Lとは、言わずと知れた、『バクマン。』と同じ大場つぐみ×小畑健のコンビによる名作『DEATH NOTE』に登場する探偵である。エキセントリックな一面を持つという意味で確かに類似点のある2人だが、この発言の真意は?
「半分冗談で言ったようなものなんですけどね(笑)。やはり『DEATH NOTE』を読んでいて、僕自身、勝手ながらLとエイジは近い存在だなと思う部分はあったので、だからこそ『似ないように』という思いもあったし、エイジはダウナーな役にはしたくなかった。もっとアッパーでテンションが高いという思いがありました。でも単にはっちゃけているだけのハイな男ではサイコーとシュージンに対して何の脅威にもならない。
いま振り返ると、ちょっとずれた、醒めた感じのテンションを現場でずっと探っていたんだなと思いますね。撮影の時も、徹夜でやっているみなさんの前に時々、現れては現場を荒らして帰るような感じでした(笑)。作品の中で“異物感”を感じてもらえたらと思います」。