2015年10月20日 21:00
【シネマ羅針盤】キアヌ・リーブスと3度目の対面、飾らぬ人柄は変わらず
2度目のインタビューは『47RONIN』の公開を控えた2013年11月で、共演した柴咲コウとのツーショット取材だった。柴咲さんに「今日はよろしくお願いします」と挨拶すると、すかさずキアヌから「いま、君が言った『よろしく』ってどういう意味?」と質問され、強い印象が残っている。いま思えば、いろいろ無理があった珍作だが、異なる文化を理解し、受け入れようとするキアヌの柔軟性が、わずかな救いになっていたような気がする。
先日都内で行った『ジョン・ウィック』のインタビューでも、いかに主人公が不幸な男であるか机をバンバン叩きながら訴え、話の流れで「ニャー」と猫の泣きマネまで披露してくれた(その姿をお見せできず残念!)。いまでは“ぼっち”写真が激写されたり、フラッと来日しSNSを騒がせたりと、その普通っぷりが広く知られるキアヌだが、最新作『ジョン・ウィック』では復活の言葉がふさわしい、ファン待望のキマった勇姿を堪能できる。
『ジョン・ウィック』は公開中。(text:Ryo Uchida)
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