2015年11月9日 20:00
中川大志&山本舞香、「南くんの恋人」との出会いで得た、新たな武器とは?
いろいろな制限の中でも自分の意思も出して演じていたと思うので、そこは同業者として大変だろうなって思いました(笑)。
山本:一日中、ひとりで泣くシーンの日があって、その時は本当に「マジか」と思いながら不安にもなりましたけど、それでも涙は出ました。事前に皆のお芝居を見ていたので、頑張れた。あのお芝居に負けない芝居をしないとって、思えたから。
中川:でも、ちょっと寂しかったでしょ?
山本:めっちゃ寂しかった(笑)。
中川:皆のロケが終わった後にひとりでスタジオに入るわけだから、孤独だったと思う。
山本:きつかったですね。本音(笑)。
孤独で、気持ちが大変なことになったシーンの日は、ずっと引きずっていました。その日が泣くシーンの時は夜寝られなくて、そのまま現場行って、という日もあった。大変でした(笑)。
――ただ、俳優としては経験値が上がって、新しい“武器”を手に入れた感じがあるのではないですか?
山本:相手がいない芝居に慣れちゃいました(笑)。
中川:普段「ひとりで芝居をするな、相手の芝居を受けろ」と言われてきたので、面と向かって芝居をすることの大切さに気づけました。相手がいて、そこで初めて生まれる空気やテンションがあると思うので、そのありがたみも改めてわかりましたね。