2015年11月16日 17:00
紀里谷和明監督に人生相談してみる【前編】 結婚とは? 幸せとは…?
そもそも「どうやって仲良くなるか?」という質問自体がおかしい。そこはビジネスじゃないんだから、駆け引きはいらないですよ。
――他人に対して、初対面で緊張することはありますか?
紀里谷:それは、もちろんあります。リスペクトしている人と会う時は特に。今回の『ラスト・ナイツ』でもモーガン・フリーマンとお会いするときは緊張しましたよ。でも、そこから(関係の構築に関して)何か変わることもないですね。
――そういうスタンスは、若い頃から?アメリカに留学された経験が大きい?
紀里谷:まあ、それはあるかもしれません。特に僕が渡った頃のアメリカは、いまよりもずっとオープンな空気でしたし、よほど相手の気分を害することでなければ、何かを言って怒られるというような空気ではなかったですね。
逆に、日本のようにどうしても「作法」を重視する社会では、ギクシャクしてしまうことはありますよね。例えば、つい最近、名刺を持つようになったんですが、受け取り方や渡し方など、いろんなマナーがあるじゃないですか。
――ネットで「取引先で出されたお茶には手を出すべきか?」という質問が話題を集めたりもしてます。
紀里谷:僕も悩む部分はありますよ。