2016年3月3日 16:32
樹木希林、無償でイベント出席 沖縄出身20歳の映画監督にエール
(Photo:cinemacafe.net)
女優の樹木希林が3月3日(木)、都内で行われた『人魚に会える日。』の公開記念イベントに出席。本作には出演していないが、沖縄出身で、現在20歳の仲村颯悟監督の“直談判”に心動かされ、無償でのイベント出演を決めたと明かした。
「一生懸命な若者に手を貸せれば。実は今日、ダブルブッキングしていたんだけど(笑)、(出演料が)無料だと聞き、そのほうが荷が重くないと思った」と樹木さん。映画は普天間基地移設予定地である沖縄の架空の町「辺野座」を舞台に、基地の存在は当たり前という思いと、海や自然への敬意の間で葛藤する高校生たちの姿を描く。
13歳で監督した『やぎの冒険』がビートたけしから絶賛された仲村監督が、2年前に大学進学のために上京し、「沖縄のことなんて、誰も知らない。ならば、伝えなくてはいけない」と言う思いにかられ、製作を決意した本作。
学生有志たちとの完全な自主制作映画だが、歌手のCoccoをはじめ、沖縄で活躍する俳優も数多く出演している。
樹木さんは「沖縄の空気感がいいし、出ている人たちが皆イキイキしていて、触発されるなあ。もちろん、粗削りな部分もあるけど、仲村監督にしか撮れない映画だし、いま公開される意味がある。