2016年3月14日 17:09
“イタリアの大竹しのぶ”!? 巨匠に愛される『母よ、』マルゲリータ・ブイに注目
また、本作以外にも『ローマ法王の休日』や『夫婦の危機』とモレッティ監督作品の常連でもある。本作の主演にはマルゲリータ・ブイを強く希望したというモレッティ監督は、「主人公は女性の監督という設定にして、演じてもらうならマルゲリータ・ブイがいいだろうと考えていました。理由はとても単純で、私が主役を演じるよりマルゲリータ・ブイが主役のほうがはるかにいい映画になるからです」と語っており、絶大な信頼を寄せていることが分かる。
確かな演技力で、どんな役でも変幻自在に演じてしまう彼女は、日本で言うところの大竹しのぶのような存在の実力派。母を看取らなければならない娘、仕事に向き合うキャリアウーマン、年ごろの娘を抱えた母など、さまざまな女性の姿を体現する本作の彼女にも、ぜひ注目してみて。
『母よ、』はBunkamuraル・シネマ、新宿シネマカリテほかにて全国にて公開中。
(text:cinemacafe.net)
杉咲花のバディ・萩原利久、警察官役に初挑戦『朽ちないサクラ』場面写真