2016年5月2日 18:00
【予告編】問題児クラスがアウシュヴィッツを学び変わっていく…『奇跡の教室』
学校さえも見放した問題児クラスが、ある教師との出会いで大きく変わっていく実話を基にした『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』。6月24日(金)から開催される「フランス映画祭2016」での上映が発表され、マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール監督の来日も決定した本作から、胸を打つ日本オリジナル予告編が解禁となった。
貧困層が暮らすパリ郊外のレオン・ブルム高校の新学期。さまざまな人種の生徒たちが集められた落ちこぼれクラスに、歴史教師アンヌ・ゲゲンが赴任してくる。「教員歴20年。教えることが大好きで、退屈な授業はしないつもり」と言う情熱的な彼女は、歴史の裏に隠された真実、立場による物事の見え方の違い、学ぶことの楽しさについて教えようとする。だが、生徒たちは相変わらず問題ばかり起こしていた。
アンヌ先生は、生徒たちを全国歴史コンクールに参加するように促すが、「アウシュヴィッツ」という難しいテーマに彼らは反発。
ある日、アンヌ先生は強制収容所の生存者レオン・ズィゲルという人物を授業に招待する。大量虐殺が行われた収容所から逃げ出すことができた、数少ない生き証人の悲惨な状況を知った生徒たちは、この日を境に変わり始めるーー。