2016年7月9日 16:00
タランティーノも魅了!実力派女優にしてエコロジスト、メラニー・ロランに注目
と大絶賛を寄せている。
“生まれたときから、一緒に生活している人に裏切られていた”という状況の中で傷つき、打ちのめされながらも、家族の秘密と過去の呪縛に戦いを挑む複雑な心情は、確かに彼女にしか演じられない難しい役どころといえそうだ。
メラニーは、声優の父、ダンス講師の母という芸術的な環境に育ち、2006年の『マイ・ファミリー/遠い絆』でセザール賞若手女優賞を受賞。その後、タランティーノ監督『イングロリアス・バスターズ』(’09)で、家族を殺されナチス将校(クリストフ・ヴァルツ)に復讐する若き映画館主を好演し、一躍国際的に脚光を集めた。11年のカンヌ国際映画祭の開会式と閉会式ではホスト役を務めており、『オーケストラ!』『黄色い星の子供たち』『人生はビギナーズ』『グランド・イリュージョン』など代表作は枚挙にいとまがないほど。9月公開のブラッド&アンジェリーナ・ジョリー・ピット夫妻の『白い帽子の女』にも出演している。
また、彼女は女優業だけにとどまらず、2008年には短編映画『De moins en moins』(原題)で監督デビューも果たし、第61回カンヌ国際映画祭の短編コンペティション部門に出品。