SNSがなかった時代のニュースの作り方とは? 過激な天才プロデューサーに学ぶ
大人のみならず、若者たちをも惹きつけてやまない70年代の音楽シーンの生みの親にして、ハリウッドエンタメ界の影の立役者、シェップ・ゴードンの破天荒な半生を描いたドキュメンタリー『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』が、9月24日(土)より公開される。
シェップ・ゴードンとは、「ピンク・フロイド」やアリス・クーパーら、錚々たるアーティストをスターへと導いてきた敏腕音楽プロデューサー。そのプロデュース領域は音楽業界だけに留まらず、マイケル・ダグラスやシルベスター・スタローンら映画業界、 “カリスマシェフ”ブームの火つけ役となった料理業界など、多岐にわたる。本作には、インターネットもなかった時代にニュースを生み出し、時代を創りあげた彼の仰天アイデアと天才的マネジメント手腕が満載!アイデア勝負のクリエイターやマーケティング担当者は必見の、“SNSがなかった時代のニュースの作り方”を本作から紐解いてみた。
■スターを生みだす男、シェップ・ゴードンが実際に行った仰天施策の数々
シェップは、70年代の音楽シーンを作り出した数々のスターのプロデュースを手掛けてきた。例えば、当時無名だったロックシンガー、アリス・クーパーを話題にするために、ホテルの枕を盗んで引き裂き、ライブステージに羽毛を撒き散らした後、用意していたニワトリを観客席に投げ込んで観客をパニックにした…という話は有名。