くらし情報『上野樹里や蒼井優…タナダユキ監督が描くヒロインは“愛想笑い”ができないタイプ!?』

2016年10月7日 20:00

上野樹里や蒼井優…タナダユキ監督が描くヒロインは“愛想笑い”ができないタイプ!?

Photo by cinemacafe.net

日本を代表する女性監督のひとり、タナダユキ監督のもと、上野樹里、リリー・フランキー、さらに藤竜也という注目のキャストで贈る『お父さんと伊藤さん』。本作で上野さん演じる彩をはじめ、『百万円と苦虫女』での蒼井優演じる“鈴子”、『ロマンス』での大島優子演じる“鉢子”など、タナダ監督が描くヒロイン像には実は共通点がある、という。

本作は、息子夫婦の家を追い出された父親(藤竜也)が、娘の彩(上野さん)と20歳年上の彼氏・伊藤さん(リリー・フランキー)が同棲するアパートに突然やってきて、3人のまるで嵐のような奇妙な共同生活が始まる物語。居場所を見つけられない不器用で頑固な父親と、そんな父親との接し方が分からない娘、そんな2人の様子をマイペースながらも優しく見守る彼氏の交流を、ユーモアを交えながら温かな視点で描き出す。

タナダ作品において、例えば、『百万円と苦虫女』で蒼井さんが演じた主人公の“鈴子”は、就職に失敗し、仕方なくウェイトレスでアルバイトをしていたが、とある事件に巻き込まれて警察の厄介に。家族の非難を受けた鈴子は「100万円貯まったら出ていきます!」と宣言し、さまざまな職を転々としながら100万円を貯め、次の場所に引っ越して物語は展開していく。

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