【インタビュー】山田孝之×綾野剛 なぜウシジマは愛され続けるのか?
と“盟友”に全幅の信頼を寄せる。
主演の山田さんは「やはり、続けてきたことが大事だと思います」と断言。「最初からこの作品を、愛をもって大きくしたいという気持ちが強かったんですよ。『育てれば育つ!』というか。自分にとってもドラマ3本(シーズン)、映画4本も同じ役を演じるなんて、最初で最後かもしれない。決して根気強い性格ではないですから…。それでも演じ続けることができたのは、やっぱりウシジマだからですよ」と“分身”への愛情はあふれるばかりだ。
ともに着実にキャリアを積みあげ、俳優として充実の30代を迎えた。
「10代、20代は学ぶことが多かったですね。その過程でキャリア、コネクション、信頼を得たいまこそ、自分たち発信でモノを作っていきたい」(山田さん)、「年齢そのものは意識はしない。敬意や礼節は大切ですが、役者として同じ土俵に立てば、お構いなしでぶつかり合いたい」(綾野さん)。脂が乗りきった2人の快進撃が、今後も日本の映画界を支える。
(text:Ryo Uchida/photo:Nahoko Suzuki)
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