くらし情報『窪塚洋介、『沈黙』に自信!「素晴らしくて、正直辞めてもいいかなという気持ち」』

2016年12月17日 12:37

窪塚洋介、『沈黙』に自信!「素晴らしくて、正直辞めてもいいかなという気持ち」

と、撮影現場での巨匠監督のあり方にも感銘を受けたことを明かす。

監督自身もクリスチャンではあるが「本当に目線がフラットなんです。僕らに委ねてくれる感覚が重要で、僕が思う一番の醍醐味として、“1人1人の中に答えがある、それでいいよ”と背中を押してくれる作品だと伝えたいです」と、窪塚さんはその思いを代弁するかのように語り、「浅野(忠信)さんが演じた通辞とアンドリュー(・ガーフィールド)が演じたロドリゴ神父の問答が、まさにキリスト教対仏教の問答なのでとても面白い。どっちにも肩入れすることなく描いているのでその点でも偉大な監督だと感じました」と続けた。

窪塚さんが演じたキチジローという役については、「醜くて、弱くて、ズルくて…負の権化のように言われるんですけど」と説明。原作では描かれていないキャラクターの“余白”の部分について、「“イノセント”さというキーワード」に辿りついたことを明かしながら、「イノセントだから弱い、強い、裏切ってしまう…子どものころの善悪の分からないまま成長したという役の捉え方をしました」と、その役作りに触れた。先日の来日記者会見でも、監督は窪塚さんに絶賛を贈っていたが、「28年間やりたいと思って描き続けてきた『沈黙』の自分のイメージしてきたキチジローではなく、本当のキチジローがそこにいた」

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.