2017年4月10日 21:00
【シネマカフェ的海外ドラマvol.363】“野獣”では見れない!? ダン・スティーヴンスの魅力が炸裂「レギオン」
『X-MEN』史上最も奇抜で挑戦的でもある「レギオン」を手掛けたのは、「FARGO/ファーゴ」のクリエイター、ノア・ホーリー。人を食ったようなおかしみとダークな味わい、そしてスタイリッシュさが混在する作品世界は、「レギオン」にも「FARGO/ファーゴ」にも共通するものと言えます。ウェス・アンダーソン好きはハマること間違いなしのカラフルな本編もさることながら、エンドクレジット画面まで「レギオン」はいちいちオシャレ。登場人物たちのファッションも、60~70年代のクラシックスタイルに未来的な要素が加えられていてとにかくかわいいです。
そんな中、ダン・スティーヴンスの魅力が炸裂しているのは間違いないところで、能力に困惑する姿もキュートなら、一目惚れした女性ミュータント、シド(レイチェル・ケラー)とのロマンスもキュート。触れた相手と入れ替わる力を持つシドとは、プラトニックをキープせざるを得ず。とは言え、モジモジにはもう飽きた!と言わんばかりに、ミュータントらしい解決方法をちゃっかり見つける展開も面白いです。ちなみに、『美女と野獣』で歌声を披露しているダンですが、「レギオン」にもまさかの歌唱シーンが。