“新海誠ワールド”特集第2弾『言の葉の庭』『雲のむこう、約束の場所』放送へ
靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いている。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。6月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた…。
また、『雲のむこう、約束の場所』は、衝撃を持って迎えられたデビュー作『ほしのこえ』に続く新海監督2作目の劇場アニメーション映画で、初の長編作品。戦後、北海道が分断統治された架空の世界を舞台に、眠り続ける謎の病にかかってしまったヒロインと、憧れの彼女を救おうと奮闘する2人の少年を描く。その年、名だたる大作をおさえて第59回毎日映画コンクール「アニメーション映画賞」を受賞した。
日本が南北に分断された、もう1つの戦後の世界。青森の少年・ヒロキとタクヤは、ユニオン占領下の北海道にそびえる謎の巨大な“塔”まで飛ぼうと、自力で小型飛行機“ヴェラシーラ”を組み立てていた。