満島ひかり、爆笑口説かれ体験明かす「TOKIOカケル」
自身も奄美群島にルーツを持つ満島さんが日本文学の傑作「死の棘」のヒロインのモデルにもなった島尾ミホの娘時代を圧倒的な存在感と演技力で演じている。
昭和19年(1944年)12月、奄美・カゲロウ島。国民学校教員として働く大平トエは、新しく駐屯してきた海軍特攻艇の隊長・朔中尉と出会う。朔が兵隊の教育用に本を借りたいと言ってきたことから知り合った2人は、互いに好意を抱き合う。島の子どもたちに慕われ、軍歌よりも島唄を歌いたがる軍人らしくない朔にトエは惹かれ、やがて、朔と逢瀬を重ねるように。しかし、時の経過と共に敵襲は激しくなり、沖縄は陥落、広島に新型爆弾が落とされる。そして、ついに朔が出撃する日がやってきた。母の遺品の喪服を着て、短刀を胸に抱いたトエは家を飛び出し、いつもの浜辺へと無我夢中で駆ける――という物語。
『海辺の生と死』は7月29日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。
「TOKIOカケル」は7月26日(水)23時~フジテレビ系で放送。
(笠緒)
■関連作品:
海辺の生と死 2017年7月、テアトル新宿ほか全国にて公開
(C) 2017島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ
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