“愛と自由”に生きた女優、ジャンヌ・モローを偲んで…彼女が残した名言たち
のルイ・マル監督と同作の音楽を手がけたマイルス・デイヴィス、『夜』(61)で共演したイタリアの名優マルチェロ・マストロヤンニ…数多くの浮名を流したジャンヌ。『黒衣の花嫁』の衣装を手がけたピエール・カルダンに恋したときは、「もっと服が見たいから」と口実を作ってアトリエまで足を運んだとか。猛アプローチの末に同性愛者だったカルダンの愛を勝ち取ったが、この恋もやがて冷めてしまった。
自由とは、どの男の奴隷になるかを選べることよ。 (「Le Monde」ウェブ版より)
2012年に「TeleObs」のインタビューで「多くの男性を誘惑してきたわ。私は常に才能のある男性たちと一緒だった」とふり返ったジャンヌ。恋に落ちるという現象を、こんな風に言い表している。
私が愛した男たちの共通点? 私よ! (「Le Monde」ウェブ版より)
「誰の奴隷になるか」と言いながらも、結局それを決めるのは自分。
選ばれるのではない、という自負が見て取れる。
■老いについて
年齢は恋愛の危険からは守ってくれない。でも恋愛は、ある程度までは、年齢のもたらす危機から守ってくれる。(「ル・モンド」紙電子版「引用辞典」