【インタビュー】アンセル・エルゴートの止まらない“音楽愛”「頭の中にいつも音楽が流れている」
撮影前の僕は、そこそこのドライバーだったけどね(笑)」とアンセルは明かす。
「ニューヨーク市内からロングアイランド付近までを問題なく運転できるレベルかな。ただ、マニュアル車を運転したことはなかったから、撮影のために学ぶ必要があった。おかげでドリフトもできるようになったよ。もちろん、音楽つきでね。毎日って忙しいものだから、1枚のアルバムを最初から最後まで聴く時間を持つのが意外と難しい。僕にとって車の中は、音楽を集中して聴けるパーフェクトな空間なんだ。聴きそびれていたアルバムを聴いたりしてね。
いい曲が流れたら、ちょっと踊ったりもするかも(笑)」。
ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンの「ベルボトムズ」を聴きながらベイビーがミッションに臨む冒頭に始まり、劇中にはエドガー・ライト監督セレクトの様々なナンバーが。アンセルの「いい曲」は、それらとも「だいぶマッチしている」と言う。
「クイーンはもともと大ファンだったし、バリー・ホワイトもアルバムごと僕のiPodに入っている。それに、いままでに聴いた中で最も好きな曲の1つが、コモドアーズの『イージー』。だからエドガーが本編に取り入れてくれたのだけど。