2018年3月1日 22:02
【インタビュー】チャドウィック・ボーズマン「肌の色や国に縛られず」共感をもって楽しめると自信『ブラックパンサー』
その秘密とは、世界を破壊するパワーを秘めた鉱石“ヴィブラニウム”。このとてつもないパワーを秘めたヴィブラニムが悪の手に奪われてしまったら、人類に未来はない──。
チャドウィックは主人公について、国王とヒーローという2つの顔だけではなく、さらなる“二面性”を持つことが魅力的だと語る。
「弱さと強さ、両方を秘めた人間性が魅力だと思う。いろんな意味で二面性のあるキャラクターだよね。彼にとっての弱さというのは、自分にとって愛するもの、守るべきものが物凄くたくさんあるってことだ。例えば、亡くなった愛するお父さんがいて、大事な母親と妹がいる。そして、国を守らなければならず、国民を守らなければならず、国の伝統を守らねばならず、友情もあり、愛する女性もいる。
そこを突っ込まれたら、全てが彼の弱みになるんだ」。「一方で、スーパーヒーローの“ブラックパンサー”として子どもの頃から肉体的にも鍛え上げられ超人的なパワーを秘めている。が、そればかりに頼っているわけにもいかないんだ。一国王としての業務もあり、いろんな意味で揺れ動くというところが魅力的なんじゃないかと思う」。
劇中で、国を、民を、愛する人を思うあまり、悩み揺れ動く姿は親近感を覚える程に人間味に溢れている。