森崎ウィン、スピルバーグが選んだ逸材!『ごくせん』『闇金ウシジマくん』を経て世界へ
、青春部活ものの“はしり”といえる成海璃子、高畑充希ら共演の『書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-』(同)、子どもたちの間で大流行したベストセラー児童書(作・松谷みよ子)の映画化『劇場版 怪談レストラン』(同)と相次いでいく。
2011年には、阿部寛が「挨拶をすること。赤点を取らないこと。人の痛みが分かる人間になること」を条件に高校生バンドに練習場所を提供しながら、がんで早逝した沖縄の無料音楽スタジオ設立者を演じた『天国からのエール』に出演。
この高校生バンドのメンバーは、桜庭ななみ、矢野聖人、そして野村周平という豪華な顔ぶれで、森崎さんはドラム担当のカイ役で印象を残した。
2014年には音楽の才能を買われ、尾崎豊の同名代表曲をモチーフにした追悼映画『シェリー』で映画初主演を務めている。
学生役から“卒業”した2013年の宮部みゆき原作のドラマ「名もなき毒」では、主人公の杉村三郎(小泉孝太郎)が務める大企業の広報誌編集室のメンバー、加西新役でレギュラー出演。室井滋やムロツヨシといった超がつく個性派俳優を相手に、軽妙な演技を見せてくれた。
出演本数としてはけっして多くはないが、そのころから確かに、どこか気になる俳優ではあった。