2018年5月29日 18:57
【インタビュー】山田孝之×ムロツヨシ×佐藤二朗 福田組まさかの純愛物語にモノ申す!
もうひとつ、物語にとってもそうで、全体として結構、悲惨なお話ですけど、そんな状況でも人は毎日、飯を食うし笑うし、そんな悲壮になってばかりいられないんです。彼の存在でそれが観客にも伝わるんだよね。
ムロ:あのシーン、良かったね!車で病院に向かうところ!
――自身の障害を知らされた瑠衣と父親、弟、大輔が、瑠衣が治療を受けていた病院に向かう車中のやり取りですね?
ムロ:あのシーン、シリアスなはずが途中からコメディになっていくの。あれが福田さんの凄さですね。普通ならあそこはずっとシリアスなままでしょ。あそこにコメディ要素を入れるって、いま、他の監督にはない部分だなと思いますね。
――山田さんは、いつもの福田組との違いは現場で感じられましたか?
山田:いや僕自身、普段からこの監督だからこういうストーリーで…というスタンスがあるわけでもないので、あんまり「福田さんだから」とか関係ないんですけどね。まあとはいえ、ふとした瞬間に「なんで福田組で…」という思いはよぎるんですけど(笑)。
佐藤:ふとした瞬間にな(笑)。
山田:なんで福田さんとこんな真剣な話をしてるんだ? と(笑)。
――久々のラブストーリーという点に関してはいかがでしたか?
山田:楽しかったですね。