家族の混乱と再生を描く『鈴木家の嘘』本ビジュアル公開
母は笑みを浮かべているが、そのほかは微妙な表情で、長男は家族と少し離れた位置に…。「嘘も方便。」のコピー相まって、物々しい雰囲気が際立つビジュアルとなっている。
■名監督らも絶賛
さらに、いち早く本作を観賞した野尻監督の師匠らから絶賛のコメントが到着。
橋口亮輔監督「胸を掴まれる」
映画には、作る者に根拠がある作品と、ない作品がある。
根拠がある作品は強い。どうしても伝えたい何かがあるということだ。
この作品にも、胸を掴まれる瞬間が何度もある。物語に引きずり込まれてしまう感覚。
これは、映画を観る喜びなのだ。
大森立嗣監督「完璧」
嫉妬するほどおもしろかった!家族を見つめる視線は優しくて厳しい。完璧だった。
横浜聡子監督「やっぱり家族の映画」
昔、ロケハン中の車内で、当時助監督だった野尻さんが突然ご自分の家族についてぽつりと話し始めた。
衝撃で私は言葉が出ず、車中は静まり返った。
あれから十年経ち、野尻さんは映画を撮った。
それはやっぱり家族の映画だった。
ひとつの作品を生むまで何年もかけること。
本当に撮りたいもの、やりたいことがしっかりとあること。
悲しみに笑いという光を照らすクレバーさと強さ。