山田孝之は日本のブラピ!? 製作&俳優二足のワラジを履く姿に迫る
で主人公の朔太郎を演じ、第42回ザテレビジョンドラマアカデミー賞(主演男優賞)受賞の快挙に。
一方映画では、ジブリアニメ『猫の恩返し』(2002年)で “猫の国の王子”ルーン役を務め声優デビュー。続く日米合作映画『ジェニファ 涙石の恋』(2003年)では、原案者でありヒロインも演じたジェニファー・ホームズとW主演を飾っている。
デビュー当時の山田さんは、キリッとした眉毛とキラキラ輝く大きな瞳が印象的なイケメン少年。女性たちの熱い視線を浴びながら、爽やかな青春ドラマやラブロマンスを初々しく演じる若手俳優のひとりだったのだ。
転機となった『クローズZERO』
そんな折、ネット掲示板“2ちゃんねる”の書き込みから産まれた純愛ストーリー『電車男』(2005年)が公開される。この作品で長髪&メガネのもっさりとした秋葉系オタク青年を演じた山田さんは、それまでの美形イメージを払拭して役者としての新たな顔を披露する。
そして転機となったのは鬼才・三池崇史監督がメガホンをとった『クローズZERO』(2007年)。
小栗旬扮する転校生と壮絶なテッペン争いを繰り広げる不良軍団のリーダー役をアグレッシブに演じて高く評価された山田さんは、それ以降、アクション&バイオレンスへの出演比率を高めていく。