くらし情報『【インタビュー】町田啓太、8年前の決断に間違いはない――俳優活動は「何にも代えがたい」』

2019年1月21日 07:45

【インタビュー】町田啓太、8年前の決断に間違いはない――俳優活動は「何にも代えがたい」

と他国の監督の目線で切り取られた描写から、日本が誇る伝統の素晴しさを再確認したようだ。

前途の通り、本作は地方の名家が舞台。町田さんは「僕も田舎で育った身だから、物語に出てくるちょっと歪な人間関係ってよくわかるんです」と明かす。自身も田舎出身であることから、映画の題材である婿養子の捉え方について町田さんは独自の見解を持つ。

「婿養子になることに抵抗はないけれど、田舎ってコミュニティが狭いので、家柄の問題は都会で働く人以上に人生に大きく関わってくるんです。だから、物語で洋輔が由子に婿養子になる提案したのは、いくら昔から彼女のことが好きだったとはいえ、彼なりに大きな決断だったと思います」。町田さんの言葉通り、本作はただの“名家の跡取り問題”で終わらない、現代の日本に息づく伝統の中で起こる、親子や男女の愛の葛藤の様子を描いている。

俳優として生きる糧となる言葉に出会った

日本とイランの合作とも言える本作。
しかし、気になるのが現場で日常的に交わされる言語だ。現場では通訳を介していたそうだが、監督からの演技指導の際、伝え方の細かなニュアンスによって相手が解釈する意味も大きく変わってくる。

「会話のやりとりでは苦労しました」

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