映画史に輝く“ビューティフル・ボーイ”たち…キャリアの岐路で出会った役の共通点とは!?
ティモシー同様に美しく堕ちていく様を体現した。
■キアヌ・リーブス 『マイ・プライベート・アイダホ』&『スキャナー・ダークリー』
『スピード』『マトリックス』『ジョン・ウィック』などのシリーズでその人気を確かなものにしたキアヌ・リーブス。彼は『マイ・プライベート・アイダホ』(91)で、市長の息子として裕福な家庭に生まれながらも、見せかけの環境を飛び出し、男娼として生活をする主人公スコットを演じた。突然眠り込んでしまうナルコプシーという病を抱えながら彼に恋するマイクを演じたリヴァー・フェニックスは、将来を期待されながらも本作公開の2年後にドラッグの過剰摂取により急逝。その後、『マトリックス』後に出演した『スキャナー・ダークリー』(06)では“物質D”とよばれる強力な麻薬がはびこる近未来のアメリカを舞台に、潜入捜査官フレッドことボブ・アークターが自身もドラッグにおぼれ、現実と妄想が入り混じる旅を、実写映像をアニメーション化する手法で描いた。
■ヒース・レジャー 『ブロークバック・マウンテン』&『キャンディ』
アメリカ中世部を舞台に20年間に渡り惹かれ合う2人の男を描いた『ブロークバック・マウンテン』(05)