“おっさん”同士の友情が生まれる瞬間!『ゴールデン・リバー』性格俳優4人が豪華競演
また、偵察係のモリスも、おぼつかない手際ながら初めて自ら身体を張って闘いに挑んでいく。
いつ誰が銃撃に倒れてもおかしくない切迫した状況の中でこそ現れる、“それぞれのキャラクターの人間性”を見事に演じきった4人。それぞれの姿から、ハリウッドきっての性格俳優たちの競演という醍醐味を感じられる映像となっている。
「ずっとアメリカの俳優と仕事をしてみたかった」と語るのは、メガホンをとったフランスの名匠ジャック・オーディアール監督。今回のキャスティングについても「本作のプロデューサーでもあるジョン・C・ライリーがいて、そのあとライリーの推薦ですぐにホアキン・フェニックスが決まって。そして、ジェイク・ギレンホールはとても情熱的だったから、彼もすぐに決まった」と言い、「リズのことは、僕は知らなかったけれど、人から勧められて『ナイト・オブ・キリング 失われた記憶』というテレビシリーズを観て、とても興味深い俳優だと魅了された。それで彼が科学者ウォームの役に決まって、それによってモリス(ジェイク)とウォームの役割が、原作よりもずっと重要になったんだ」と明かす。「彼らには映画的な演技というものが文化としてそなわっている。