いまこそ観たい! 日本がエネルギッシュだったバブル時代描く作品3選
が現れ…。ふたりの運命的な出会いは、社会の常識を根底からひっくり返していく――。
“裸で生まれてきたのに、裸になって何が悪い。撮りたいものをただ撮るだけ”という村西が貫き通した信念のごとく、豪華キャスト陣の体当たりの演技とスタッフの熱い思いが1つとなり企画・映像化に至った本作。これまで堂々と描くことすらタブー視されてきたアダルトビデオ業界を舞台に、昭和の最後を駆け抜けた“放送禁止のパイオニア”村西とおるの半生を描いた文字通り型破りな作品は、この令和の時代にこそ観るべき1本。時代を変えたチーム村西の物語は、閉塞する現在こそ胸に突き刺さること間違いなし!
いつの時代も想いは同じ…どこか可笑しくちょっと寂しい青春の1ページ
『横道世之介』
80年代後半、長崎の港町から大学進学のために上京した青年・横道世之介(高良健吾)。頼みごとを断りきれないお人好しの世之介は、お嬢様育ちのガールフレンド・与謝野祥子(吉高由里子)、入学式で出会った倉持一平(池松壮亮)、パーティガールの片瀬千春(伊藤歩)、女性に興味を持てない同級生の加藤雄介(綾野剛)など、多くの人を惹きつける。
劇中で世之介が身につけているペイズリー柄のネクタイや、チェック柄のシャツ、女性たちのクルっと立ち上がった前髪なども懐かさを感じさせる。