東京国際映画祭でプレミア 日本HipHopの名盤が原案『花と雨』予告編
解禁となった予告編では、ロンドンで育った17歳の吉田(笠松将)がヒップホップに出会い、“自分の表現できる場所”を見つけ奮闘していくところからはじまる。唯一の理解者である姉・麻里との約束を胸に、どんどんヒップホップにのめり込んでいくが、やりたいことと周りとのギャップに悩まされ、いつしかドラッグディーラーに成り下がっていく…。
土屋監督の手腕による映像美から伺える儚さ、緻密なカメラワークから浮かび上がる激しさ、そしてスリリングな心理描写に吉田の心情と葛藤を垣間見ることができる。向こう意気の強さと、どこか脆い雰囲気を持ち合わせる主人公・吉田を見事に演じ切る笠松さんからも目が離せない。
本ビジュアルでは、ヘッドホンで音楽を聞きながら、うなだれ、どこか浮かない表情の吉田が夜の風景に浮かび上がる。“偽りの自分から抜け出せ。”のキャッチコピーに込められた想い、そして吉田はどこへ向かい、何を決意するのか。本作への期待が膨らむビジュアルとなっている。
本日10月28日(月)より開幕する第32回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に出品されており、11月1日(金)、および11月4日(月・祝)には笠松さん、土屋監督らが舞台挨拶に登壇、上映後にQ&Aが行われる。