2019年10月31日 17:00
秋の夜長にじっくりイッキ見… 「チェルノブイリ」ほか実録ミニシリーズが熱い!
(原題)で取り上げられた実話から生まれたドラマは、性被害のトラウマと真の意味での救済と回復をつぶさに描き出している。
「性的暴力の描写が含まれるため、ご自身の判断の上でご視聴ください」と、「13の理由」のように注意喚起から始まる今作。ワシントン州、里親を転々とし、いまは青少年保護施設に暮らす10代のマリー・アドラーは、2008年8月11日、窓から侵入してきた何者かにレイプされ、警察に届け出る。しかし、フラッシュバックに襲われ気が動転するマリーの話と、犯人の指紋跡が部屋に見当たらないことから、ベテラン担当刑事はマリーの“でっち上げ”ではないかと疑いはじめ、かつての養母や友人、カウンセラーも彼女に不信感を抱いていく。
時は流れて2011年のコロラド州。何百キロも離れた場所で侵入者によるレイプ事件をそれぞれ追っていたカレン・デュヴァル刑事とグレース・ラスムッセン刑事は、あまりに手口が似通っていることから同一犯の犯行とみて合同捜査を開始するのだが…。
「ビッグ・リトル・ライズ」などでも記憶に新しいが、なぜ、被害者である彼女たちが何重もの苦しみに直面しなければならないのか。マリーは最初に駆けつけた若い警察官と、後から到着した中年の担当刑事(どちらも男性)