帚木蓬生原作、精神科病棟を舞台にした『閉鎖病棟―それぞれの朝―』が現在公開中。この度、中国版アカデミー賞「第28回金鶏百花映画祭(Golden Rooster & Hundred Flowers Film Festival)」の外国映画部門で本作が最優秀男優賞と最優秀作品賞をW受賞したことが分かった。
中国の映画業界関係者、製作者、そして一般人からの投票も含め大賞を決定する「金鶏百花映画祭」。開催地は毎年変更され、今年は廈門(アモイ)にて行われた。
外国映画部門の授賞式には、11月22日に行われ、平山秀幸監督、三宅はるえプロデューサーが出席。今回最優秀男優賞を受賞した笑福亭鶴瓶は、死刑囚でありながら、刑の執行が失敗し、いまは精神科病棟にいる秀丸役を演じている。
受賞にあたり、鶴瓶さんは「本当にみんなが望んでいた作品だったものですから、僕が皆さんの代わりに受賞したということで非常に光栄に思います。特に文化の違う中国で選んでいただいたのはありがたいです」と思いを明かしている。
また、授賞式に参加出来なかった鶴瓶さんは、11月24日に名古屋市内で行われた自身の落語会檀上にて、賞状とトロフィを観客に披露。