エミリア・クラーク、“ドラゴンの母”を解き放ち『ラスト・クリスマス』で“新章”へ
英米ではデナーリスの別称である、ドスラクの女王を意味する「カリーシ」を赤ちゃんに名付ける人も急増したという。
“狂王”と呼ばれた前・国王の末娘でありながら、国を追われ、王位を狙う兄の策略で幼くしてドスラクの王と政略結婚させられたデナーリス。やがて彼女は3匹のドラゴンと共に、奴隷たちを次々と解放し、ドスラクの騎馬民族と無敵のアンサリード(穢れなき軍団)を手に入れ、まさにカリーシとしてシーズンを重ねるごとに強く、時に迷いながらも頼もしくなっていった。ジョン・スノウや自陣の軍勢がピンチを迎えたときにドラゴンで駆けつける様は、痛快ですらあった。
衝撃の最終章から約半年たち、エミリアが先月、第一章での撮影についてヌードシーンが多く、つらい体験をしたこと、そして“夫”役だったジェイソン・モモアへの感謝について、ポッドキャスト番組「Armchair Expert」(原題)で語ったことも注目を集めている。演劇学校を卒業したばかりの彼女は撮影開始当時23歳、ほぼ新人だったことから“作品にとって必要なこと”と自分に言い聞かせ、バスルームで密かに涙しながら撮影に臨んでいたとか。そんな状況に手を差し伸べたのがモモアで、「これはよくない」