2019年12月16日 13:00
ソン・ガンホ「さすがポン監督」『パラサイト』キャスト・スタッフが語るメイキング映像
続いて貧乏一家の長男役チェ・ウシク、豪邸に住む裕福な社長夫人を演じたチョ・ヨジョンなど、キャストたちも予想を超えて展開するポン・ジュノ監督のストーリーテリングを絶賛する。「ユニークな出来事の連続かと思いきや、十分に起こり得ることかと」というコメントに、本作が世界中で高く評価されている理由が伺える。
“ボンテール”を支える精鋭スタッフ美術監督・撮影監督がこだわり抜いたポイントとは?
「脚本を書いた時点で人物の動線がすでに頭の中にありました」というポン・ジュノ監督の緻密な脚本を見事に映像化した立役者が、ポン・ジュノ監督とは『オクジャ/okja』(’17)に続き2度目のタッグとなる美術監督イ・ハジュンと、『母なる証明』(’09)、『スノーピアサー』(’13)につづき3度目のタッグとなる撮影監督ホン・ギョンピョ。ハジュンが「リアルそのものです」と語る貧乏家族の暮らす半地下の家は、古びた家財道具や地下特有のカビ臭さまでが映像から匂い立つような再現度。一方、「落ち着いた色合いと建築資材で、すっきりと清潔感のある家」であるパク社長宅は、ポン監督のこだわりに応えるために大規模なセットが組まれ、パク社長を演じたイ・ソンギュンも「圧倒されました」