有村架純、デビュー10周年の軌跡 進化を続ける国民的女優
今作も、うわさや他人の目、先入観、偏見と闘い、そんな社会に一石を投じる“勇者”たちの物語だった。
新境地に挑んだ連続ドラマW「そして、生きる」(2019)劇場版も公開
『ナラタージュ』「いつ恋」の坂口さんと再共演、「ひよっこ」『阪急電車片道15分の奇跡』の岡田惠和によるオリジナル脚本、『君の膵臓をたべたい』の月川翔監督が連続ドラマ初演出という豪華な組み合わせ。全編6K収録を行い、4K・HDR(ハイダイナミックレンジ)版は、復興しつつある気仙沼の風景から海外ロケのフィリピン、焚き火が照らし出す告白に至るまで見応えある映像美を生み出した。
演じたのは、幼い頃に両親を亡くした主人公・瞳子。地元・盛岡ではポスターなどに起用される劇団員で、オーディションに落ち続ける中で震災が起き、ボランティアで坂口さん演じる清隆と出会う、という役どころ。震災を通じた経験をはじめ、現代で生きていくことの痛みをすくい上げ、「生きるって何だろう」と問いかける今作は有村さんにとっても、坂口さんにとっても新境地となった。
次回作は菅田将暉&「いつ恋」坂元裕二との再タッグ
この冬公開映画『花束みたいな恋をした』は、「いつ恋」