ティモシー・シャラメ&ルイ・ガレル、シアーシャをめぐる魅力的な2人の男性に注目
と。「でも、彼らは本当に似ているから、喧嘩もするだろうから、同じくらいの可能性でお互いを傷つけ合ってしまったかも」と自身の見解を語る。
謙虚さを与える文学の師:ルイ・ガレル
一方、ジョーをめぐるもう1人の男性は、教師のフレデリック・ベア。ジョーが小説家になる夢を叶えるため、そして自身の力でお金を稼ぐために渡ったN.Y.で出会う、文学についての広い知識を持つ落ち着いた大人の男性だ。だが、彼はジョーの作品に痛烈な批評をし、彼女を困惑させることにもなる。
この役を演じたのはベルナルド・ベルトルッチ監督『ドリーマーズ』で脚光を浴び、『サンローラン』『グッバイ・ゴダール!』『パリの恋人たち』などに出演、同時にフィルムメーカーでもあるフランス俳優ルイ・ガレル。「彼はジョーが熱望する世界、夢見る世界の代表なんです。文学やインテリの世界。
でも、二人の人間が出会って、突然何かが起きる時っていうのは、理由や説明なんてないこともあります」と、彼はジョーとフレデリック・ベアとの関係を考察する。
ジョーがフレデリックからパンチのような批評を受けるシーンは、シアーシャもお気に入りだ。「ジョーが部屋から飛び出して行くシーンは、私が今まで演じてきた中で一番爽快でした」