『女王陛下のお気に入り』『哀れなるものたち』のヨルゴス・ランティモス監督&エマ・ストーンが再タッグを組む『Kinds of Kindness(原題)』の全米公開日が、6月21日に決定した。配給会社のサーチライト・ピクチャーズが発表した。キャストはエマのほか、ランティモス監督作からは『哀れなるものたち』のウィレム・デフォーとマーガレット・クアリー、『女王陛下のお気に入り』のジョー・アルウィンが出演する。また、ジェシー・プレモンス(『パワー・オブ・ザ・ドッグ』)、ホン・チャウ(『ダウンサイズ』)、ハンター・シェイファー(「ユーフォリア/EUPHORIA」)、ママドゥ・アティエ(『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』)の出演も発表されている。公開まであと約3か月だが、本作の内容については明らかになっておらず、「アンソロジー映画である」ことは判明している。つい先日、『哀れなるものたち』でアカデミー主演女優賞を獲得したエマとランティモス監督の再タッグ作が、予期せぬ早さで公開されることにファンは大喜び。「6月って…明日みたいなものじゃないか!」「え?もう?心の準備ができていない!」「なんというサプライズ!」などのコメントをXに寄せている。ランティモス監督は、韓国映画『地球を守れ!』のリメイク版のメガホンを取ることが決定しており、この作品にもエマが出演する可能性がある。先月、エマが出演交渉中であることが報じられた。(賀来比呂美)■関連作品:女王陛下のお気に入り 2019年2月15日より全国にて公開(C)2018 Twentieth Century Fox哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年03月15日アリ・アスターがメガホンを取るA24の映画『Eddington(原題)』に、ホアキン・フェニックス、エマ・ストーン、ペドロ・パスカル、オースティン・バトラーがメインキャストに決まったことが分かった。ルーク・グライムス(「イエローストーン」)、ディードル・オコンネル(『ジョーズ・バケーション』)、マイケル・ウォード(『ブルー・ストーリー』)、クリフトン・コリンズ・Jr.(「ウエストワールド」)も出演する。『Eddington』は、崇高な志を持つニューメキシコの保安官を主人公とした物語。A24のXによるとジャンルは「現代西部劇」とのことだ。アスター監督は脚本も手掛けるという。また、アスター監督の『ミッドサマー』や『ボーはおそれている』を制作したラース・クヌーセンと共に、2人の制作会社「スクエア・ペグ」を通じてプロデューサーも務める。A24と「スクエア・ペグ」のコラボレーションは今作で6度目。撮影監督は『エビータ』と『バルド、偽りの記録と一握りの真実』で2度アカデミー賞にノミネートされたダリウス・コンジ。映画ファンは「『Eddington』は怖い話なのかな?ホラー映画だろうか?」「アリ・アスターの作品はいつだって楽しみだけど、こんな素晴らしいキャストが勢ぞろいするとすごいものになりそうだね」「最高のニュース。良い一日になった」「怖くもあり好奇心もそそられる。アスター監督が手掛ける西部劇って何だろう?」と『Eddington』に対する期待を膨らませている。(賀来比呂美)
2024年03月13日米国時間10日夜に行われた第96回アカデミー賞授賞式。助演男優賞を受賞したロバート・ダウニーJr.と主演女優賞を獲得したエマ・ストーンの壇上での振る舞いが「アジア人差別では」と注目を集めている。例年は、前回の受賞者1人がプレゼンターとして受賞者にオスカー像を手渡すが、今年は歴代の受賞者5人が登壇。主演女優賞の発表の際は、昨年のミシェル・ヨーを筆頭にサリー・フィールド、シャーリーズ・セロン、ジェシカ・ラング、ジェニファー・ローレンスが登場した。ヨーがエマ・ストーンの名前を発表すると、ストーンは背中のファスナーが壊れてしまったことを気にしながら舞台に登り、「ねえ見て」と言わんばかりに親友のローレンスに背中を向けて照れ笑い。その直後にミシェル・ヨーがオスカーを手渡したが、ストーンは像をローレンスに一度持たせ、彼女から受け取るような仕草を見せた。これがXなどで「アジア人のヨーではなく、白人であるローレンスから像をもらいたかったのだろう」という憶測を広げる原因となった。その数十分前に助演男優賞を受賞したロバート・ダウニーJr.も、昨年の受賞者キー・ホイ・クァンと目を合わせることなく像を片手で受け取り、握手やハグで喜びを分かち合うこともせず素通り。並んでいたティム・ロビンスの元へ直行した。その姿にも「まるでウェイターからドリンクをもらうようだった」と、X上に“人種差別では?”という声が広がったのだ。ヨーは翌日にInstagramを更新。議論を引き起こしたオスカー像贈呈の瞬間について振り返った。「おめでとうエマ!混乱させてしまったけど、オスカーを手渡すという素晴らしい瞬間を、あなたの親友であるジェニファーと分かち合いたかったの!!彼女は私の大親友、ジェイミー・リー・カーティスを彷彿とさせたわ。いつもお互いのために!!」ヨーが自ら像を持ってローレンスの元へと導き、彼女と一緒にストーンへ手渡したというのが真相のようだ。しかし、コメント欄には、《ストーンは無礼だったよ》《人種差別が根底にあるマイクロアグレッション(無意識に他者を傷つける行為)だ》といった声が絶えず、いまも騒動が続いている。
2024年03月12日3月10日(現地時間)に開催されたアカデミー賞授賞式にて、エマ・ストーン(『哀れなるものたち』)が主演女優賞を受賞。その際に、過去同賞の受賞歴があるシャーリーズ・セロン、ジェシカ・ラング、サリー・フィールド、ジェニファー・ローレンス、ミシェル・ヨーから舞台上で祝福を受けた。ジェニファーとエマは親友同士であり、ジェニファーはエマの受賞を特に喜んでいたようだ。前年の受賞者からオスカー像を受け渡すという慣例に従い、今年はミシェルがエマに渡すはずだった。しかし、エマが舞台に上がるとミシェルの隣にいたジェニファーが「ミシェルからオスカー像を取り、エマに渡した」というようにも見えたため、ジェニファーに批判が噴出。エマに対しても、「ミシェルとアイコンタクトを取っていない」「前回の受賞者に対してあまりにも敬意がない」「アジア人を軽視している」といった声がXに殺到した。この件に関して、ミシェル本人がインスタグラムで真相を語った。「おめでとう、エマ!混乱させてしまったかもしれませんが、私はあのオスカー像を渡すという素晴らしい瞬間をあなたの親友であるジェニファーとも分かち合いたかったのです。彼女は私の大親友ジェイミー・リー・カーティスを彷彿させます。いつもお互いに寄り添っています」。ファンはミシェルのこの投稿に「あなたは混乱なんてさせていません」「本当のことを言ってくれてありがとう」などのコメントを寄せている。(賀来比呂美)
2024年03月12日第96回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞など11部門にノミネートされたエマ・ストーン主演『哀れなるものたち』から、豪華キャストの存在感をより一層際立たせる、華麗かつ大胆なオリジナリティ溢れる衣装の数々を生み出したアカデミー賞ノミネートデザイナーの手腕が光る特別映像が解禁された。<生まれたての女性>として蘇り、世界を吸収しながら、真の自由を手にするために力強く進む主人公・ベラ(エマ・ストーン)の冒険を描いた本作。この度解禁となったのは、ベラをはじめとした登場人物たちの華麗で大胆な衣装の数々に迫った特別映像。ストーンは撮影中の衣装合わせを振り返りながら「ホリー(・ワディントン)の案はどれもすばらしい」と、本作で衣装デザイナーを務め、同じくアカデミー賞にもノミネートを果たしたホリー・ワディントンに絶賛を贈る。続けて、ヨルゴス・ランティモス監督は「いわゆる歴史映画ではないので通常では見られない華麗な衣装を使った」とこだわりの衣装コンセプトを明かす。監督のその言葉を裏付けるように映し出されたのは、マンゴーイエローと淡いホワイトで統一されたオリジナリティ溢れる2着のドレス。それらのドレスは、ともに肩に大胆なリボンが施されている。ワディントンが「この時代のドレスは肩を膨らませることで、女性らしい線を強調した」と説明するように、彼女は時代背景を組み込みつつも、各キャラクターに合わせて、他にはない唯一無二のコスチュームを作り上げていったようだ。また、マーク・ラファロも「ヴィクトリア朝時代の男は派手好きだ。衣装合わせは15回ほど。全部オーダーメイドだ」と、洗練されたスタイリングの数々にご満悦な様子。最後にストーンは「彼女のアイデアはどれも挑戦しがいがあり、考え抜かれていて、見事に作り込まれてる」とワディントンのデザイナーとしての手腕に賛辞を贈った。一流スタッフたちがその才能を惜しみなく注ぎ込み、<生まれたての女性>という前代未聞の設定を持つベラの空前絶後の冒険を描いた本作。世界を急速に吸収しながら自由な存在として成長するベラが、冒険の果てに見つけた結末は見逃せない。『哀れなるものたち』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年02月04日プラダは、革新的な精神と責任ある行動という、 プラダのアイデンティティの根本にある二元性を象徴するPrada Re-Nylonコレクションの2024年広告キャンペーンを発表しました。Photo by Willy Vanderperre / Courtesy of PRADA責任は行動で示す。プラダは、画期的なRe-Nylonコレクションのテーマである循環性と持続可能性を試金石に、著名な俳優・活動家であるエマ・ワトソンとベネディクト・カンバーバッチを起用し、ウィリー・ヴァンデルペールが撮影を手掛けました。このキャンペーンは、プラダ・グループとユネスコとの海洋保護における継続的なパートナーシップを表現しています。2019年に発表されたメンズとレディスのアクセサリーとウエアからなるPrada Re-Nylonは、革新的な精神と責任ある行動という、プラダのアイデンティティの根本にある二元性を象徴しています。サステナビリティをファッションコレクションの中核に据え、Prada Re-Nylonはブランド全体の変化を推進してきました。今日、プラダが作るすべてのバージンナイロンは再生ナイロンに移行され、大手ラグジュアリーブランドによるサステナビリティへの革新的なコミットメントを示しています。ナイロンは、プラダのデザイン理念の核にある改革主義の象徴です。実用的な素材を再検討し、新たなコンテクストで用い、デザインを通じて昇華させる。ナイロンは70年代末からブランドを代表する素材となりましたが、ミウッチャ・プラダがプラダのアイテムにナイロンを取り入れたことは、「ラグジュアリー」に対する当時の考え方を一新する行為でした。こうしたプラダの改革が、現代で広く認められるラグジュアリーの一部としてのナイロンを確立させました。40年にわたり、プラダはそのDNAの中心に常にある思考プロセスへの重要なつながりとして、アクセサリーとウエアにおけるナイロンの使い方で既成概念に挑戦し続けてきました。Photo by Willy Vanderperre / Courtesy of PRADA21世紀においてラグジュアリーの考え方は再び変化し、イデオロギーや環境への配慮を取り入れるようになりました。これが「シンキング・ラグジュアリー」です。Prada Re-Nylonはこのアイコニックなファブリックを、素材の品質を損なうことなく何度でもリサイクルできる再生ナイロン糸、ECONYL®へと進化させました。Prada Re-Nylonは、漁網など海から集められたプラスチック廃棄物や埋め立てられた廃棄物を再利用、浄化して作られた再生ナイロンで、解重合と再重合の複雑なプロセスによって、循環的な方法で生産されています。この工程が、エマ・ワトソンとベネディクト・カンバーバッチがまとうタイムレスでエターナルなアイテムをそろえた2024年Prada Re-Nylonコレクション広告キャンペーンのインスピレーションになっており、この新作コレクションを収めるフレームとなったのは、積極的に保護に取り組むべき環境、海です。プラダ・グループとユネスコの政府間海洋学委員会(IOC)が2019年に立ち上げ、協働で進めている教育プログラム「SEA BEYOND」を支援するため、2023年7月よりPrada Re-Nylonコレクションの販売収益の1%が寄付されています。グループが心血を注ぐ社会問題への取り組み、そして教育と文化を大切にしてきた価値観に沿ったプロジェクトとして、「SEA BEYOND」は、サステナビリティと海洋リテラシーの原理・原則に対する世界中の人々の意識を高め、世界各地の若い世代に教育の機会を提供してきました。私たちの海を守るためには、海について理解すること、ひいては学び、考え、行動することが必要なのです。ベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch)BAFTA、エミー賞、ローレンス・オリヴィエ賞受賞、アカデミー賞とゴールデングローブ賞ノミネート歴を誇る俳優。『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2014年)でアラン・チューリングを演じアカデミー賞初ノミネートを飾ったのに続き、ジェーン・カンピオン監督作『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(2021年)でアカデミー賞主演男優賞を受賞。最近では、Netflix配信のウェス・アンダーソン監督による高い評価を獲得した短編映画『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』(2023年)で主演を務めたほか、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022年)で「ドクター・ストレンジ」役に復帰。次の出演作は、アビ・モーガン作のNetflix配信スリラーミニシリーズ、『Eric(原題)』。ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』(2010~2017年)でのシャーロック・ホームズ役をきっかけに広く認知されるようになり、2014年には『TIME』誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれ、2015年には舞台芸術と慈善活動への貢献を認められてバッキンガム宮殿にて大英帝国勲章司令官(CBE)を授与された。エマ・ワトソン(Emma Watson)30年にわたり大ヒット映画とインディペンデント系映画の両方で活躍している、イギリスの俳優兼活動家。『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー・グレンジャー役で一躍有名になり、2001年から2011年まで8作品すべてで同役を演じ、後にはダーレン・アロノフスキー、ソフィア・コッポラ、グレタ・ガーウィグなどの監督の作品に出演。2014年、英国映画テレビ芸術アカデミーからブリティッシュ・アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞。同2014年7月には、ジェンダー平等と女性の権利の擁護活動が反映され、UN Women親善大使に就任。「Time’s Up UK」の創設メンバーであり、2019年7月には職場でセクハラ被害にあった人たちのための法律相談ホットラインの立ち上げに貢献している。環境正義と気候変動対策に熱心に取り組む活動家でもあり、グラスゴーで開催された2021年国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)でパネル司会を務めた。お問い合わせ:プラダ クライアントサービスTel: 0120.45.1913
2024年01月30日『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーンが再集結して描く映画『哀れなるものたち』が日本公開され、興収1億円を突破。アカデミー賞に絡んだ『ブラック・スワン』、『シェイプ・オブ・ウォーター』に次ぐサーチライト・ピクチャーズ史上第3位の大ヒットスタートとなった。昨年行われた第36回東京国際映画祭以外、一切の一般試写を実施せず、1月19日に1回限りの“有料試写”となる先行上映を全国200館で実施。1月26日の公開日目前、1月23日にはアカデミー賞11部門にノミネートと期待の高まりの中、待望の劇場公開となった本作は、公開3日間(特別先行含む)で公開中洋画1位となる興行収入9,615万800円、動員6万5,445人を記録(355スクリーン。18Dolby Atmos含む)。1月19日の先行上映を加えると公開初週成績は興行収入1億189万4,860円、動員6万9,168人とすでに1億円を突破。アカデミー賞受賞の『ノマドランド』や『ジョジョ・ラビット』(ともに最終興収4.3億円)を大きく上回り、『ブラック・スワン』(最終興収23.9億)、『シェイプ・オブ・ウォーター』(最終興収8.9億円)に次ぐ数字となった。SNS上でも「問答無用の大傑作!!」「映画館で観て良かったなあと心底思った」「間違いなくエマ・ストーンの代表作になる」「美しく、痛快。」「生涯ベスト級!」「いろいろ話したくなる作品!」「エマ・ストーンがかっこよかった。序盤の演技と終盤の演技の振り幅に痺れます」「衣裳、美術、ストーリー何をとっても最高!」「既に2024年の1位が決まってしまった」といった絶賛と熱狂の声が上がっている。なお、北米では公開8週目となる今週末に一気に2,300スクリーンに拡大公開され、興収ランキング7位に浮上。同週末公開のスペイン、イタリア、メキシコも大ヒットを記録、公開中のイギリス、フランス、ドイツ、オーストラリアなどでも驚異的な支持で客足が衰えず、このヒットは世界的な現象となっている。<生まれたての女性>という前代未聞の設定を持つ主人公ベラ。「世界を自分の目で見たい」という強い欲望に駆られ、身を投じたベラのヨーロッパ横断の旅は激動の果てにどんな結末をもたらすのか。鑑賞者からは日本時間3月11日(月)発表の第96回アカデミー賞でも、ベラを演じたエマ・ストーンの2度目の主演女優賞受賞を有力視する声が高まっており、作品賞も、ゴールデン・グローブ賞で作品賞を分け合った『オッペンハイマー』との一騎打ちに注目が集まっている。『哀れなるものたち』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年01月29日第80回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞、さらに第96回アカデミー賞のノミネート発表では11部門へノミネートを果たした『哀れなるものたち』。この度、エマ・ストーンを演じる主人公・ベラが見て知って感じた世界を桁違いのスケールで“ゼロ”から構築した、世界最高峰の映画美術に迫る特別映像が解禁された。本作はロンドン、リスボン、広大な海に浮かぶ豪華客船、パリ…といった様々な土地や場所を舞台に、主人公・ベラ(エマ・ストーン)の映画史上最も大胆かつ空前絶後の冒険が描かれていく。そんな本作の壮麗で緻密な世界観を作り上げていくうえでの最も重要なポイントの1つとして美術セットが挙げられる。今回解禁された特別映像は、惜しみなく繰り出される、ため息が出るほどの美しい美術セットの数々と、豪華キャストたちの撮影の裏側を堪能できる映画ファン必見の壮大な映像。ストーンをはじめ、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォー、ラミー・ユセフ、そしてヨルゴス・ランティモス監督といった豪華キャストとスタッフが登場。ランティモス監督が「本作では、ベラが見て感じるままの世界を創造すべきだと思った」と語り始めると、スタッフが高所作業車でセットを組み立てる様子や、街の一角に水辺を作り上げるといったまるで街全体を製作しているかのような大規模なメイキングシーンが映し出される。ロンドン・リスボン・パリの街並みや船内などのセットを捉えた散策映像と、ベラが育ったバクスター家の最終セットの3D映像からは、本作のために作り上げられた世界の壮大さが窺える。本作の美術を手掛けたのはジェームズ・プライスとショーナ・ヒースのタイプの異なる2人の世界的アーティストで、アカデミー賞にもノミネートされている。ストーンは「最初にセットのカタログを見たときは感動した。2人の異なる感性が見事に調和していた」と語り、続けてラファロは「彼らが作り上げた世界はビクトリア朝で夢のようできらびやか。視覚に強烈に訴えかける」、そしてデフォーは「我々が語る物語そのものだ。洗練された美意識とユーモアがある」と、様々な作品に出演してきた名優たちが口を揃えて彼らの手腕に賛辞を贈る。セットは壮大なだけではなく緻密さも兼ねそろえており、ストーンは“魚や海藻が描かれた天井”や“耳のついた鏡”、“街の景観が縫い込まれた寝室の壁”など本作でしか味わうことのできないオリジナリティあふれる美術の数々を紹介しながら「ベラの寝室で暮らしたい」と思い入れを語る。続けてユセフも「セットが自分と役をつなげてくれた。何も作る必要はなかった。すべてそこにあるからね」と称賛。また、映像の最後には最新技術とミニチュア模型や風景画などの昔ながらの手法を組み合わせて撮影が行われたことも明かされ、唯一無二の世界観を作り上げるうえでの並々ならぬこだわりが見て取れる。世界最高峰のスタッフが集結し、<生まれたての女性>という前代未聞の設定を持つベラの空前絶後の冒険を描いた本作。「世界を自分の目で見たい」という強い欲望に駆られて身を投じたベラのヨーロッパ横断の旅は激動の果てにどんな結末をもたらすのか。第96回アカデミー賞に11部門ノミネートを果たした本作は、オスカーの最有力候補としても世界中から期待が高まっている。『哀れなるものたち』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年01月26日『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督と、エマ・ストーンが再集結した映画『哀れなるものたち』。第80回ヴェネチア国際映画祭では金獅子賞を受賞。さらにアカデミー賞の前哨戦として注目される第81回ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)と主演女優賞(エマ・ストーン)の2部門で受賞を果たした。ランティモス監督にしか成し得ない世界最高峰の才能を集めて構築された本作にはアカデミー賞最有力候補作品として期待が高まっているが、今回は本作と『女王陛下のお気に入り』、そして同じくエマ主演の『クルエラ』の3作品を支えた“ヘア・メイクアップデザイナー“の華麗なる仕事に注目。主人公をエキセントリックに彩るヘア・メイクの2つのポイントを探った。『ラ・ラ・ランド』(16)でアカデミー賞をはじめとする各映画賞で主演女優賞に輝いたエマ・ストーン。続く『女王陛下のお気に入り』(18)、『クルエラ』(21)でも映画賞にノミネートを果たし、記憶に残るキャラクターを演じ人々を魅了してきた。本作『哀れなるものたち』では“生まれたての女性”として蘇るという前代未聞の設定を持つ主人公・ベラを演じる。エマはこのエキセントリックなキャラクターを『クルエラ』で共にアカデミー賞にノミネートされ、『女王陛下のお気に入り』でも協働したヘア・メイクアップデザイナーのナディア・ステイシーと3度目のタッグを組み作り上げた。エマはステイシーと取り組んだ3作品は「ある意味似ている」と語っており、壮麗かつ華麗な世界観で彩られた本作のヘア・メイクのポイントとなる【歴史的要素へのひねり】と【ベラの長くおろした髪】について、ステイシーと共に解き明かした。おとぎ話にも見える【歴史的要素へのひねり】1つ目のポイントは、リアルでもあり、おとぎ話にも見える世界で一層際立つ【歴史的要素へのひねり】。本作はランティモス監督のアイデアにより、ゼロの状態からベラが住む世界を作り上げており、時代設定はあいまいになっている。ストーンはその設定こそがステイシーと取り組んだ『女王陛下のお気に入り』『クルエラ』と本作の似ている点だと挙げ、その理由を「あまり私たちと馴染みのあるような世界ではないからです」と説明する。続けて、「ステイシーはそれを見事に実現します。歴史的要素とリファレンス(文献)を組み合わせ、思っても見ないような方法でひねりを効かせるのです」と語り、馴染みのない世界観のなかでも歴史的要素をもとに、観る者にインスピレーションを与えるキャラクターを作り上げるステイシーの手法を明かす。本作では、女性に時代と場所を問わずまとわりつく偏見や社会的制約をテーマにしているが、ステイシーととmに作り上げたベラの真の自由と平等を見つける力強さを彼女のビジュアルから見出すことができるだろう。社会通念に左右されない、アレンジしない【ベラの長くおろした髪】2つ目のポイントは美しい佇まいの中で特に目を引く【ベラの長くおろした髪】。ベラは生い立ちや社会のルールを持たない自由な存在であり、ステイシーもそこに彼女の魅力を見出していた。その中でステイシーがベラのヘア・メイクアップを手掛けるうえで参考にしたのはヴィクトリア朝時代だ。当時、女性の長い髪は男性から見て魅力的だとされており、女性は家の中でだけ髪をおろすことが常であり従うべきルールであったという。だからこそステイシーは“ベラの髪をアップスタイルにすることはない”と決めた。「社会には常に、その時代のルックにそぐわない人々がいます。私たちはそのような人たちがどうだったのか、もし彼らが違う考え方をしていたらどうだったのかを探っていました。ヨルゴスの映画を常に面白くしているのは、そうした点だと思います」と語り、ベラをはじめとする一見エキセントリックに見えるキャラクターでもその内面を掘り下げてヘア・メイクアップを手掛けたことを明かした。本作にはベラだけでなく、自由を体現し自立した女性が続けて登場するが、彼女たちのビジュアルに込められた意図にも注目だ。一流スタッフが集結し、“生まれたての女性”という前代未聞の設定を持つベラの空前絶後の冒険を描いた『哀れなるものたち』。“社会における女性の自由について”を描く物語のなかで、世界を急速に吸収し、知性に目覚めていく彼女が冒険の末にたどり着く結末は必見。期待が高まるアカデミー賞ノミネートの発表は、現地時間1月23日の予定となっている。『哀れなるものたち』は1月26日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:女王陛下のお気に入り 2019年2月15日より全国にて公開(C)2018 Twentieth Century Foxクルエラ 2021年5月27日より劇場にて公開、2021年5月28日よりディズニープラスプレミア アクセスにて配信© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年01月21日映画『哀れなるものたち』が2024年1月26日(金) に公開される。このたび、エマ・ストーン演じる主人公・ベラに迫る特別映像が公開となった。『ラ・ラ・ランド』ではアカデミー賞をはじめとする各映画賞で主演女優賞に輝き、『女王陛下のお気に入り』『クルエラ』でも様々な映画賞にノミネートされるなど、注目を集め続けているストーン。本作では主人公を演じるだけでなく、プロデューサーとして企画の立ち上がりから製作に参加している。公開された映像では、本作のメガホンを取ったヨルゴス・ランティモス監督に加え、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォーといった名優らがストーンの貢献ぶりを絶賛するとともに、ストーンが挑んだ前代未聞のキャラクターである主人公ベラに迫っている。人生に絶望し自ら命を絶ったものの、天才外科医ゴッドウィン・バクスターの手によって“生まれたての女性”として奇跡的に蘇ったベラを、ストーンは「今までで一番難しい役だった」と振り返りながらも、俳優とプロデューサーの両面から大胆かつ唯一無二の魅力を放つキャラクターを創り上げた彼女の揺るぎない自信と確かな才能を感じられる内容となっている。ストーンは「2017年にヨルゴスと構想を練り始めました。“真新しい脳”を持つとどうなるのか」とこの壮大な物語の始まりを振り返る。誰も出会ったことのないキャラクターをストーンとともに掘り下げていったランティモス監督は「ベラという役柄に驚かされました。これまでにない存在です。エマのおかげでより撮影に力が入りました」と、彼女によって本作に多くのインスピレーションがもたらされたことを明かした。また、ベラというキャラクターについてストーンは「彼女は“あるべき姿”を教えこまれていません。それって素敵なことね」と楽し気に語ってみせる。続けて、ベラを誘惑し外の世界に連れ出そうとするものの、徐々に彼女の魅力にのめり込み翻弄されていく色男の弁護士ダンカンを演じたマーク・ラファロは「女性が生涯求められるあらゆることに彼女は縛られない。面白い展開になります」と彼女の社会の偏見にとらわれない純真無垢さが物語を大きく動かしていくことを語った。しかし、前代未聞の設定を持つベラを表現することは相当な胆力が必要とされることであり、本作の撮影の裏側について、自宅兼実験室であったゴッドウィンの邸宅でベラを観察していくうちにその魅力に惹かれていくマックスを演じたラミー・ユセフは「エマはすごい。脳の成長はとても微妙なんです。撮影の順番が前後しても彼女は過程を演じ切った。声に加えて体でもね」と、生まれたての女性が世界を吸収しながら“自立した女性”へと成長していく様をストーンがそのすさまじい演技力で表現したことを明かし、賞賛の言葉を贈っている。映画『哀れなるものたち』特別映像<作品情報>『哀れなるものたち』2024年1月26日(金) 公開公式サイト: 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年01月01日『女王陛下のお気に入り』のエマ・ストーンとヨルゴス・ランティモス監督が再集結して描く『哀れなるものたち』。ランティモス監督やマーク・ラファロらも大絶賛するエマが本作で挑んだ役柄は<生まれたての女性>。映画史上、前代未聞の主人公に迫る特別映像が解禁となった。『ラ・ラ・ランド』ではアカデミー賞をはじめとする各映画賞で主演女優賞に輝き、『女王陛下のお気に入り』『クルエラ』でも様々な映画賞にノミネートされるなど、その比類なき活躍で世界中の注目を集め続けるエマ・ストーン。本作では主人公ベラを演じるだけでなく、プロデューサーとしても企画の立ち上がりから製作に参加している。この度解禁となったのは、ランティモス監督に加え、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォーといった名優らがエマの貢献ぶりを絶賛するとともに、彼女が挑んだ映画史上初となる前代未聞のキャラクターであるベラに迫る特別映像。エマが、人生に絶望し自ら命を絶ったものの、天才外科医ゴッドウィン・バクスターの手によって<生まれたての女性>として奇跡的に蘇ったベラを「今までで一番難しい役だった」とふり返りながらも、俳優とプロデューサーの両面から大胆かつ唯一無二の魅力を放つキャラクターを創り上げた揺るぎない自信と確かな才能を感じられる映像となっている。「2017年にヨルゴスと構想を練り始めました。“真新しい脳”を持つとどうなるのか」と、この壮大な物語の始まりをふり返るエマ。誰も出会ったことのないキャラクターをともに掘り下げていったランティモス監督は「ベラという役柄に驚かされました。これまでにない存在です。エマのおかげでより撮影に力が入りました」と、彼女によって本作に多くのインスピレーションがもたらされたことを明かした。また、ベラというキャラクターについてエマは「彼女は“あるべき姿”を教えこまれていません。それって素敵なこと」と楽しげに語る。続けて、ベラを誘惑し外の世界に連れ出そうとするものの、徐々に彼女の魅力にのめり込み翻弄されていく弁護士ダンカンを演じたマークは「女性が生涯求められるあらゆることに彼女は縛られない。面白い展開になります」と、ベラの社会の偏見にとらわれない純真無垢さが物語を大きく動かしていくことを明かした。しかし、前代未聞の設定を持つベラを表現することは相当な胆力が必要とされること。本作の撮影の裏側について、自宅兼実験室であったゴッドウィンの邸宅でベラを観察していくうちにその魅力に惹かれていくマックスを演じたラミー・ユセフは「エマはすごい。脳の成長はとても微妙なんです。撮影の順番が前後しても彼女は過程を演じ切った。声に加えて体でもね」と、<生まれたての女性>が世界を吸収しながら<自立した女性>へと成長していく様をストーンがそのすさまじい演技力で表現したことを明かし、賞賛の言葉を贈っている。“女性の自由についての物語“を描く本作では、ダンカンやマックス、そして天才的な外科手術によってベラを蘇生させたゴッドウィン・バクスター博士といったベラと密接に関係する様々な男性が登場するが、“ベラをコントロールしたいという男性たちの欲望”も1つのテーマとなっている。ベラと男性たちとの関わりについて、エマは「男性たちはそれぞれ独自のやり方でベラをコントロールしようとしますが、彼女はそれを受け入れようともしません。彼女はあまりにも自立しているのです」と語る。エマとともにプロデューサーとして本作に参加したエド・ギニーは「エマはストーリーテリングに関して素晴らしい素質を持っています。プロデューサーとして、どのように物語を発展させ、どのようにそれをこの世界に生み出すかという点において、彼女は極めて重要な存在です」と、ベラの冒険物語において、役者としてだけでなくプロデューサーとしてエマの感性や才能が発揮されていることを明かしている。『哀れなるものたち』は1月26日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年01月01日『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーンが再集結して描く映画『哀れなるものたち』。本作で、エマ・ストーン演じる主人公ベラを誘惑し、“新しい世界”へと連れ出す放蕩者の弁護士を演じたのは、マーベル作品のハルク役で知られるマーク・ラファロ。不純な心を隠しながら大人の雰囲気を醸し出すダンカン・ウェダバーン役で新境地を魅せている。世界的大ヒットとなったマーベルスタジオの『アベンジャーズ』シリーズでブルース・バナー/ハルク役を演じた俳優マーク・ラファロ。『キッズ・オールライト』(10)でアカデミー賞、英国アカデミー賞に、『フォックスキャッチャー』(14)でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞にノミネートされた後、実話を基に製作された『スポットライト 世紀のスクープ』(15)で実に3度目のアカデミー賞にノミネートを果たしているハリウッドきっての実力派だ。その確かな演技力は本作でも遺憾なく発揮されており、先日発表された第95回ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞では助演男優賞を見事受賞。さらに第81回ゴールデン・グローブ賞でも共演のウィレム・デフォーとともに助演男優賞へノミネートされ、アカデミー賞をはじめこれからの映画賞にも期待がかけられている。そんなマークが本作で演じるのは、籠の鳥だった主人公ベラ(エマ・ストーン)をリスボンへ連れ出す弁護士ダンカン・ウェダバーン。ベラを生みだした天才外科医ゴッドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)から彼女と助手のマックス(ラミー・ユセフ)の結婚契約書の作成を依頼されゴッドウィン邸にやってくるものの、いままで自身が出会ってきた数多くの女性とまるで違うエキセントリックな魅力を放つベラを一目で気に入り、「世界を自分の目で見たい」と瞳を輝かせるベラを誘惑して旅へと誘う。マークにとって、この役はこれまでにない経験となったという。「邪悪で、淫らで不遜なユーモアに満ちていました」とふり返り、「私はヨルゴス(監督)の大ファンなので、出演して彼を失望させないかと緊張していました。そしてこれまで英国アクセントの役を演じたことがなく、この時代設定も初めてです」と打ち明ける。「最終的には、友人から“常に不安に挑戦することで成長できる”と言われました」と続け、輝かしい彼のキャリアをもってしてもダンカンという役は挑戦となった様子だ。また、欲望にまみれ、ときには目も当てられないほどベラに翻弄されていくダンカンを彼が演じていることについて、エマは「ヨルゴスのキャスティングが見事だったということです。マークのように感情豊かで繊細な人が、この種の人物を演じるなんて想像もしないでしょう。そして彼は見事に演じました。彼がこの領域に踏み込むのを見るのは衝撃的でした」とコメントし、ヒーローや温厚な役柄を演じるイメージの強いマークが本作で魅せた新境地について賞賛を贈っている。反抗的で大胆なベラと支配欲が強く猛烈なナルシストのダンカンは、まるで「ヴィクトリア朝時代のシドとナンシー」とマークは表現。強烈に惹かれ合い、恋に落ちていく危うい2人の関係性にも注目しつつ、ベラの冒険の旅を見守ってほしい。『哀れなるものたち』は2024年1月26日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年12月24日エマ・ストーン主演・プロデュース、『女王陛下のお気に入り』ヨルゴス・ランティモス監督とともに描く『哀れなるものたち』。12月8日より全米での公開を迎え、昨年の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を大きく超える、この秋最高の館アベレージを記録。さらに豪華キャスト&スタッフ集結のN.Y.プレミアも実施された。原作は、日本でも2008年に翻訳された、スコットランドの作家アラスター・グレイ著の傑作ゴシック小説「哀れなるものたち」(早川書房刊)。その類稀な世界が映画界随一の鬼才ヨルゴス・ランティモスの手によって映像化。物語は、自ら命を絶った不幸な若き女性ベラが、天才外科医ゴッドウィン・バクスターの手によって奇跡的に蘇生することから始まり、蘇ったベラは“世界を自分の目で見たい”という強い欲望に導かれ、放蕩者の弁護士ダンカンと壮大な大陸横断の冒険の旅へ出る。第80回ヴェネチア国際映画祭では惜しみない大絶賛を受け、最高賞である金獅子賞を受賞し早くもアカデミー賞最有力との声が鳴り響く。そんな本作がついに12月8日より、アメリカ4都市9劇場で公開を迎え、週末の3日間で興行収入64万4,00ドル(館アベレージ7万2,000ドル)を稼ぎ出した。この館アベレージは今年の秋公開作品として群を抜く成績で、より少ない館数で公開した『アステロイド・シティ』(6劇場)、『ボーはおそれている』(4劇場)に次ぐ今年3位。さらに、昨年アカデミー賞を独占し、10劇場でアメリカ公開スタートした『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の興行収入50万1,305ドル(館アベレージ50,130ドル/最終全世界興収1億3940万ドル)をしのぐ大ヒットスタートを切った。また、現地時間12月6日にニューヨークで行われたプレミアのレポートも到着。主演のエマ・ストーンを始め監督のヨルゴス・ランティモス、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォー、ラミー・ユセフなどの豪華主要キャスト&スタッフ陣が参加、ハリウッドにおける歴史的な大規模ストライキが明けた後のプレミアはマスコミからも大きな注目を集め盛り上がりを見せた。また、エマとは10代の頃からの友人という人気歌手のテイラー・スウィフトも登場し、エマとカメラに向かう貴重な場面も!テイラー・スウィフト、エマ・ストーンエマは本作について「この映画は一人の女性の自己発見の物語です。(主人公の)ベラは彼女自身から生まれた存在ですが、いろんな経験に積極的かつ興味津々で、大胆な女性です。彼女のキャラクターは私のお気に入りで、とても想像をかき立てられました」とコメント。「この作品は人によっていろんな受け取り方ができますが、それ以上に多くの疑問を投げかける映画かもしれませんね」と自身が演じた自由奔放で好奇心旺盛なヒロイン・ベラと、観る者によって受け取り方が変化するという本作の魅力について語った。エマ・ストーンエマとは『女王陛下のお気に入り』以来2度目の強力タッグとなったランティモス監督は「自分自身の視点で世界を体験する女性の物語です」と紹介し、「キャストの皆さんは素晴らしかった。私たちはお互いに多大な信頼を置き、一緒に取り組みました。このチームを続けたいとさえ思います」と絶賛。マーク・ラファロ、ラミー・ユセフ、ウィレム・デフォー「私は映画の撮影中に緊張していましたが、キャストの皆さんはリハーサルの時から大いに楽しんでいました。映画そのものがとても面白い作品なので、(私自身も)色々と考えをめぐらせることは非常に楽しかったです。(この映画を観た方が)私たちがどのように社会や社会常識を作り、それぞれの経験や背景など様々なことに興味関心を持ってくれると嬉しく思います」と本作の出来栄えについて自信を覗かせた。ヨルゴス・ランティモス監督なお、全米での大ヒットを記念して、唯一無二の世界観へと没入できるオリジナル・サウンドトラックも配信されている。『哀れなるものたち』は2024年1月26日(金)より全国にて公開。<R18+>(シネマカフェ編集部)■関連作品:哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年12月11日東京都中野区にあるなかむら硝子工房株式会社は、2015年に販売を開始した本当に履けるガラスの靴「エマ」の子ども向けサイズの製作を発表しました。これまでに4,000足以上の製作を記念し、誰もがシンデレラになれるエマをより多くの人に体験してもらうため、「エマ・子供サイズ(16cm)」を限定3足無料でプレゼントするクリスマスキャンペーンを実施。応募期間は2023年12月18日までとなり、クリスマスまでにお届けします。リトルシンデレラサイズの履けるガラスの靴 1■取り組みの経緯ガラス職人の中村 昌央が、「最後の工程まですべて、型を使わず、カット加工も使わず、実際に履けるガラスの靴を、吹きガラス技法一本で仕上げるというむずかしい製作をあきらめたくない」という想いのもと、8年がかりでガラスの靴「エマ」を完成させました。2015年の発売以来、4,000足を製作し、多くのお客様のご愛顧に感謝を込め、誰もがシンデレラになれる「エマ」を体験してもらうため、クリスマスキャンペーンを実施します。クリスマスに合わせて、子供サイズのエマを製作し、3足限定でプレゼントします。今回のキャンペーンの反応をもとに、子供サイズの販売を検討する予定です。■「履けるガラスの靴エマ」について2015年の発売依頼、本当に履けるガラスの靴としてプロポーズや結婚式で使われるなど、4,000足超を製作。型を使わず、カット加工も使わず、手作りの吹きガラス技法はAERA(朝日新聞出版)で「夢をかなえる技術100」に選ばれる。TBSのプロポーズ大作戦や渋谷ヒカリエで開催されたバレエ「シンデレラ」、乃木坂46のミュージックビデオ「君に叱られた」等に採用されました。また世界最大級のガラスメーカーAGC株式会社が、国連の定める「国際ガラス年2022」を記念し、特別企画展「ガラスの正体」を開催した際、エマが特別展示されました。■キャンペーン詳細キャンペーン内容:本当に履けるガラスの靴「エマ・子供サイズ(16cm)」3足(右足)限定プレゼント応募期間 :2023年12月9日~2023年12月18日発送予定日 :2023年12月20日(発送の遅延などには対応できませんのでご了承ください。)応募方法 :エマInstagramアカウント(nakamuraglass_emma)をフォロー&キャンペーン投稿にいいね、をする。(フォロー済みの方はいいね、のみ)また投稿をリポストやストーリーシェアいただけますと当選確率がアップします。当選発表 :2023年12月19日当選者の方にDMにてお知らせいたします。応募条件 :・日本国内在住の方・当選した方は着用した写真をご提供ください。ホームページなどで利用させていただきます。・お子様のお顔出しがOKな方・投稿写真の二次使用OKな方注意事項 :・報酬は発生いたしません。・参加いただくにあたり、応募条件に同意いただいたものとみなします。・当選連絡の際にいただくご連絡情報は当選のご案内および商品の発送以外には使用しません。備考 :右足片方のみ■中村 昌央プロフィール吹きガラス職人歴33年イタリアの職人(マエストロ)からヴェネチアングラスの技術を習得その後、ヒルトン東京にて個展、銀座香十各店、その他ギャラリー・ショップなどで作品を展開現在、東京都中野区でスタジオ&ショップを運営【会社概要】名称 :なかむら硝子工房株式会社代表者:代表取締役 中村 昌央所在地:〒164-0002 東京都中野区上高田2-42-4設立 :2002年2月 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月11日ジェシー・アイゼンバーグ初監督・脚本の『僕らの世界が交わるまで』よりプロデューサーを務めたエマ・ストーンのコメントが到着。本作の魅力について語っている。2022年サンダンス映画祭でのワールドプレミア上映を経て、第75回カンヌ国際映画祭批評家週間のオープニング作品に選出された本作。ジュリアン・ムーア、フィン・ウォルフハード(「ストレンジャー・シングス 未知の世界」)共演で、母と息子がすれ違いや失敗を経てたどり着くお互いへの想いを描いた珠玉のヒューマンドラマだ。製作・北米配給をA24が務め、さらにエマ・ストーン、デイブ・マッカリーが創立した映画/TV製作会社「フルート・ツリー」も製作を担当。2020年に創立されたばかりの「フルート・ツリー」だが、本作が初の製作作品となったほか、同じくA24との共同プロデュースとなるティルダ・スウィントン主演『Problemista』(原題)や、エマ・ストーン自身が主演を務めるテレビドラマ「The Curse」など、様々な映像作品に意欲的に参加している。『ラ・ラ・ランド』でオスカーを獲得し、現在『哀れなるものたち』でも2度目のオスカー受賞が期待されている、エマ・ストーン。本作の監督であるジェシー・アイゼンバーグとは『ゾンビランド』シリーズで共演して以降、親交が深い。以前からジェシーが書いたショートストーリーや戯曲、「ニューヨーカー」誌に掲載された作品が大好きだったと語るエマが、フルート・ツリー初の製作作品に本作を選んだのは、インフルエンサーが瞬時に生まれ、政治的関与が高まり、家族の絆がもろくなっている現代において、家族に対するジェシーの爽快なまでの率直でユニークな視点に魅了されたからだという。「ジェシーが脚本を書いたと聞いてわくわくした。この脚本に圧倒された。物語にはジェシー本人があちこちに垣間見える。とても個人的な環境から生み出されている。それに、複雑さと人間性がふんだんに描かれ、驚くほど具体的なのは、彼の文章による表現力のなせる技。ジェシーの脚本は面白くて辛辣になることがあるけど、決してシニカルではない。彼がつくる登場人物は、実生活で私たちがそうであるように奇妙で度を越していて、そして愛すべき存在」と、ジェシーの脚本家としての才能を称賛している。しかし、エマは何よりも、これまでにないストーリーに衝撃を受けたと話す。「自分の息子と理解し合えないからと言って息子の身代わりを求める母親の物語なんて聞いたことがなかった。エヴリンとジギーが互いの身代わりのような存在を見いだし、この普通でない関係性を通してふたりが距離を縮めていく様子がとてもいいと思った。母と息子の関係を考察するための痛烈で独特な方法だと気づいた」。多くを語らない簡潔なストーリーテリング、悪びれることなく刺々しい態度をとる登場人物たちに魅力を感じたと語るエマだが、同時に、観客に解釈をゆだねるエンディングにも高揚したという。「ジェシーは、最終的に物語の要所要所を合わせた以上のものがもたらされるようにストーリーを構築している。それが、作品を魅力的にしている理由のひとつ。ジェシーが書く戯曲と同じく、最後にインパクトを与えるために声高で劇的なクライマックスにする必要はない。すべてはエヴリンがジギーとつながりを感じる瞬間に向けて構築されている。次の夕食をふたりが口論せずに食べられるかどうかにかかわらず、その瞬間がすべて」。ストーリー、キャラクター、エンディング。ユニークな視点から得られる独創性でエマ・ストーンの心を射止めたようだ。併せて、エマが魅力のひとつとして語るキャラクターたちの様々な表情をとらえた場面写真も解禁。エヴリン(ジュリアン・ムーア)の真っ赤な車で学校まで送り届けてもらうジギー(フィン・ウォルフハード)の姿や、なにかを見つめておだやかな表情を浮かべるエヴリン、恋心を寄せるライラの隣で弾き語りをしているジギーなどがとらえられている。本作で彼らがどのように周囲とかかわり、行動していくのか?悩めるキャラクターたちの行方が気になる場面写真となっている。『僕らの世界が交わるまで』は2024年1月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:僕らの世界が交わるまで 2024年1月19日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2022 SAVING THE WORLD LLC. All Rights Reserved.
2023年11月10日イシューは映画ライターの安藤エヌ氏が執筆。「セルフパートナー」を広めた英国女優エマ・ワトソンを例に、人生観や結婚観についてSurfvoteで考えます。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、イシュー「独身を良しとする考えに共感できる?」について、11月9日にSurfvoteへ掲載、一般ユーザーの意見投票を始めましたのでお知らせします。当社は社会デザインプラットフォーム『Surfvote』を開発・運営しているICTスタートアップ企業です。社会におけるさまざまな課題や困りごとをSurfvoteにイシューとして掲載しています。イシューは週におよそ3〜5件発行されており、どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。Surfvoteで集めたみんなの意見や結果は、適宜提言書などに取り纏め、関係省庁や政治家、関連団体に提出しています。Surfvoteとは?当社が提供するプラットフォーム「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題や困りごとを提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家、首長にも執筆いただき発行しています。各イシューで投票・コメントしていただいた1人1人の意見を大切に扱い、社会を前進させるために寄与したいと考えています。 Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォーム【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で、自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月10日ジェシー・アイゼンバーグ初監督、エマ・ストーンの製作会社と「A24」がタッグを組んだ『When You Finish Saving the World』が、『僕らの世界が交わるまで』の邦題で2024年1月19日(金)より日本公開決定。ジュリアン・ムーアとフィン・ウォルフハードが共演する。社会奉仕に身を捧げる母親と、自分のフォロワーのことしか頭にないZ世代の息子はお互いのことを分かり合えず、すれ違ってばかり。そんな2人にちょっとした変化が訪れる。それは、各々ないものねだりの相手に惹かれ、空回りの迷走を続ける“親子そっくり"の姿だった…!本作で描かれるのは、ちぐはぐにすれ違う家族のドタバタ人間模様。DV被害に遭った人々のためのシェルターを運営する母・エヴリンと、ネットのライブ配信で人気の高校生ジギー。ジュリアン・ムーア-(C)Getty Images母・エヴリンを演じるのは、『アリスのままで』などに出演し、アカデミー賞、英アカデミー賞(BAFTA)、エミー賞など数々の受賞歴を誇るジュリアン・ムーア。アメリカの銃犯罪撲滅をめざす活動を広めるため、クリエイティブ・コミュニティ“エブリタウン・フォー・ガン・セイフティ・クリエイティブ・カウンシル”を自ら立ち上げ、会長に就任したジュリアンが、社会奉仕に尽力する母親を演じる。フィン・ウォルフハード-(C)Getty Images息子のジギー役を務めるのは、俳優・監督・アーティストと多岐にわたって活躍するフィン・ウォルフハード。Netflixシリーズ「ストレンジャーシングス 未知の世界」のマイク・ウィーラー役で人気沸騰中のフィンが、思春期の葛藤を抱く少年を好演する。また、ジギーが恋心を抱く聡明な高校生・ライラ役はNetflixシリーズ「13の理由」でジェシカ役を演じたアリーシャ・ボー、エヴリンが世話にのめりこむシェルターに助けを求めに来た少年・カイル役をビリー・ブリックが演じる。ジェシー・アイゼンバーグ - (C) Getty Images2022年サンダンス映画祭でのワールドプレミア上映を経て、第75回カンヌ国際映画祭批評家週間のオープニング作品に選出された本作は、『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた俳優、ジェシー・アイゼンバーグの初長編監督作品。自身がAudible(Amazonのオーディオブック)向けに作った5時間のラジオドラマを基に、ジェシー自ら脚本も担当している。デイヴ・マッカリー&エマ・ストーン (C) Getty Images製作は、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演女優賞を獲得したエマ・ストーンが、デイブ・マッカリーと共に設立した映画/TV制作会社「フルート・ツリー」で本作が初製作映画。さらに、『ムーンライト』『ミッドサマー』などを世に送りだし、映画ファンから絶大な人気を誇り、オスカー常連となっている映画会社「A24」も製作・北米配給を手掛ける。解禁となった日本版ポスタービジュアルには、すれ違い続きの親子、エヴリンとジギーが隣り合って見つめあう姿がとらえられている。誰にとっても身近な“親子”の物語。共感あふれる不器用なコミュニケーションに身悶えしながら、悩める彼らの行方が気になるビジュアルとなっている。『僕らの世界が交わるまで』は2024年1月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:僕らの世界が交わるまで 2024年1月19日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2022 SAVING THE WORLD LLC. All Rights Reserved.
2023年10月19日エマ・ストーンとカナダ出身の人気コメディアン、ネイサン・フィールダー(『マルセル 靴をはいた貝』)が主演を務めるコメディドラマ「The Curse(原題)」の初予告編が公開された。製作会社はA24とShowtime。本作は、家のリノベーション番組のホストを務めるホイットニー(エマ)&アッシャー(ネイサン)夫妻の物語。ホイットニーによると、番組は「ただのリノベーション番組ではなく、地域社会を反映した家を作る」というこだわりのあるものだという。テレビではブレイクを果たし、私生活では子どもが欲しいと願う2人。ある日、カメラが回っている際に、アッシャーが地元の少女に100ドルをあげるというシーンを撮影した。常々「ぼくらは善人だ」と主張していたアッシャーだが、後に100ドルを奪い返すという行動に出て少女に「呪ってやる」と言われてしまう。これを発端に、夫婦の周りで奇妙なことが起き始めて…。ドラマファンの予告編への感想は「予告編を観て好奇心と興味をそそられた」「エマ・ストーンは彼女の世代で最高の俳優だ。彼女が出演する作品はどんなものでも観たくなる」「エマ・ストーンは作品選びがうまい。最新映画の『哀れなるものたち』も素晴らしいと評判だ」など。「The Curse」は現在開催中のニューヨーク映画祭で世界初上映を迎え、11月10日よりParamount+で配信開始、同12日よりShowtimeで放送開始となる。(賀来比呂美)
2023年10月13日エマ・ストーンとカナダ出身の人気コメディアン、ネイサン・フィールダー(『マルセル 靴をはいた貝』)が主演を務めるコメディドラマ「The Curse(原題)」のティザー動画が公開された。2人が演じるのは、「Flipanthoropy」というリアリティー番組で、家をリフォームするアッシャー&ホイットニー夫婦。テレビでは大ブレイクを果たし、私生活では子どもが欲しいと願う2人だが、全てが順調なわけではなく、関係を乱す謎の呪い(Curse)と直面することになるという。ティザー動画には、2人が消防局の前で番組を撮影している様子が収められている。「太陽で火を消せるって知ってた?」と笑顔で夫に尋ねるホイットニー。「そんなわけないじゃないか」と答えるアッシャーに「そんなわけ、あるんだよ」と言って、エピソードの趣旨を伝えていくのだが、背景に流れている音楽は妙に不穏で不気味だ。「ティザーではどんなドラマなのかよくわからないけど、なんだかそそられる」「めちゃくちゃA24っぽい!」などの感想が寄せられている。製作会社はA24とShowtime。ネイサンはベニー・サフディとクリエイターを務め、共に脚本も手掛けた。さらに自身でメガホンも取ったという。ベニーは「Flipanthoropy」のプロデューサー役としても出演している。また、兄のジョシュ、ネイサン、エマ、エマの夫のデイヴ・マッカリーらと製作総指揮にも名を連ねる。「The Curse」は11月10日よりParamount+で配信開始、同12日よりShowtimeで放送開始。(賀来比呂美)
2023年09月28日米「タイム」誌の「次世代の100人」が発表された。「アーティスト部門」に選ばれたのは「ザ・クラウン」のエマ・コリン(推薦者:ダン・レヴィ)、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のマヤ・ホーク(推薦者:ジェニファー・ケイティン・ロビンソン)、『aftersun/アフターサン』のポール・メスカル(推薦者:コリン・ファレル)、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のステファニー・スー(ナターシャ・リオン)、ら18人。「非凡な人」部門には『ウエスト・サイド・ストーリー』のレイチェル・ゼグラー(推薦者:リタ・モレノ)、モデルで実業家のヘイリー・ビーバー(推薦者:アシュリー・グラハム)、「ゲーム・オブ・スローンズ」のベラ・ラムジー(推薦者:エマ・ダーシー)ら16人と1組。近年、目覚ましい活躍を見せている顔ぶれに、「納得」の声を上げるファン多数。特に「ゲーム・オブ・スローンズ」で気高いリアナ・モーモントを演じた後、ペドロ・パスカルとの共演ドラマ「THE LAST OF US」で高い評価を受けたベラへの声援が目立つ。一方で、お気に入りのスターが選ばれずに残念がるファンも。「ウェンズデー」で大ブレイクしたジェナ・オルテガ、『イニシェリン島の精霊』のバリー・コーガンらを「選んでほしかった」という声が見られた。(賀来比呂美)
2023年09月14日「セックス・エデュケーション」のメイヴ役でブレイクしたエマ・マッキーが、現在上映中の『バービー』に出演した感想を「すごくたくさんのことを学びました。人生が変わりましたよ」とUK版「ELLE」誌に語った。「(監督の)グレタ・ガーウィグは、私がずっと一緒に仕事をしてみたいと思っていた人でした。頭の中がどうなっているかが知りたかった。彼女はすごく人をハッピーにしてくれる人。たとえ本当に小さな役でもいいから、『バービー』の一員になりたいと思いました」とキャスティング前をふり返る。エマによると、ガーウィグ監督からキャストへの要望は最初から明確で、「自分たちが本当に美しいと感じてほしい」ということだったという。だからこそ、衣装やメイクについては、キャスト全員が話し合いに参加。「それってかなり珍しいことですし、私の限られた経験の中でもまれです。みんなが話を聞いてもらえたんです」。今後は製作にも携わっていきたいというエマ。「優秀な脚本家の友人に囲まれているということもあり、ちょっと製作をかじっていて。私のパートナーも脚本家であり監督なので、(製作側の仕事というのは)間違いなく毎日の生活に影響しています」と語っている。(賀来比呂美)
2023年08月15日ルイ・ヴィトンは、エマ・ストーンとハイムの 3 姉妹らを起用した 2023 秋冬ウィメンズ広告キャンペーンを発表します。©LOUIS VUITTON本広告キャンペーンは、フォトグラファーのデヴィッド・シムズが Hôtel Pozzo di Borgo(オテル・ポッツォ・ディ・ボルゴ)やフランス国立公文書館といったパリのランドマークで撮影しました。ウィメンズ・コレクションのアーティスティック・ディレクター ニコラ・ジェスキエールが手掛けた 2023 秋冬コレクションから沸き立つ魅力と、言葉では表現できないほど惹き付けられるフレンチ・スタイルを表現しています。©LOUIS VUITTONオスカー女優であり、メゾンのアンバサダーを務めるエマ・ストーンが、フレンチ・タッチを取入れたスタイルで物憂げな雰囲気で散策するのは、フランス国立公文書館の中庭。彼女がコレクションの 2 つのルックを着こなす様は、フレンチ・スタイルに内在する特有の洗練された趣と尽きせぬ興味を想起させます。ファーストルックを完成させるのは、メゾンのアイコニックなバッグ「GO-14」。バッグを彩るマルタージュ・パターンのデザインは、1854 年にパリの中心で創業したルイ・ヴィトンのトランク作りの長い歴史から着想を得ています。©LOUIS VUITTONルイ・ヴィトンのフレンズ・オブ・ザ・ハウスの一員であるハイムの 3 姉妹もまた、この最新広告キャンペーンのために、パリに駆け付けました。 H ô t e l P o z z o d i B o r g o(オテル・ポッツォ・ディ・ボルゴ)ツアー用のケースや機材トランクに囲まれた 3 姉妹は、コレクションからのおそろいのルックやバッグ「アルマ」を合わせ、フレンチシックなスタイルにカリフォルニアのクールな雰囲気を添えています。ルイ·ヴィトンについて1854年の創業以来、ルイ·ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ·ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ、ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ·ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。
2023年07月31日エマ・ストーン主演、ヨルゴス・ランティモス監督の『哀れなるものたち』の北米公開日が、9月8日から12月8日に延期された。俳優のストライキのため、ストーンをはじめとする出演者が宣伝活動にたずさわれないことを受けてのもの。映画は8月末にスタートするヴェネツィア映画祭で上映されるが、ストーンらキャストは出席しない。全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)は、労働条件の交渉相手である全米映画テレビ製作者協会(AMPTP)と関係がないインディーズ映画の場合は、ケースバイケースで撮影や宣伝活動に参加することを組合員に認めている。しかし『哀れなるものたち』はディズニー傘下のサーチライトの配給であるため、そこには該当しない。ストライキが長引く中では、公開を延期する作品がほかにも出てくることが予想される。『哀れなるものたち』(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.文=猿渡由紀
2023年07月26日キム・カーダシアンがエマ・ロバーツと共演することで話題の、「アメリカン・ホラー・ストーリー」シーズン12「American Horror Story: Delicate(原題)」の新ティザー動画が解禁となった。わずか30秒のミステリアスな雰囲気の映像の中で、エマ、カーラ・デルヴィーニュ、キムの3人がそれぞれのキャラクターに扮した姿がお披露目に。BGMは英語圏でお馴染みの子守歌「Rock-a-Bye Baby」だが、その歌も不穏な雰囲気を醸し出している。真っ白なロングヘア、バサバサのまつげ、黒のホルターネックドレス&グローブという姿で、白いブランケットに包まれた赤子を抱いているキム。演じるキャラクターの詳細はいまだに謎のまま。人気アンソロジーシリーズのメインキャラクターに起用されたキムは、今年5月、役作りのため演技レッスンに通っていると明かしていた。ティザー動画を観たファンからは、「エマが戻ってきてくれて本当にうれしい」「キムのことはセレブリティとしては好きだけど…。どんな風に役を演じるのか気になる」などの感想が寄せられている。今作は、8月1日に発売されるダニエル・ヴァレンタイン著「Delicate Condition」を原作としている。小説の主人公は妊娠を切望するアンナ・オルコットで、自分の妊娠を「ある不吉な人物が絶対に実現させまいと画策している」と思い込んでいる女性。(賀来比呂美)■関連作品:アメリカン・ホラー・ストーリー [海外TVドラマ]© 2011-2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2023年07月21日映画『哀れなるものたち』が、2024年1月26日(金)に公開される。監督はヨルゴス・ランティモス、主演はエマ・ストーン。なお、一部劇場では1月19日(金)より先行上映される。死から蘇った女性の大陸横断の旅映画『哀れなるものたち』は、スコットランドの作家、アラスター・グレイ著の傑作ゴシック奇譚『哀れなるものたち』を原作とする物語。原作は2008年に日本でも翻訳されており、その類稀な世界観が魅力となっている。風変わりな天才外科医ゴドウィン・バクスターの手によって死から蘇った若き女性ベラが 、世界を知るために大陸横断の冒険の旅へ出るところから、物語は始まる。時代の偏見から解き放たれたベラは 、平等と解放を知り、 驚くべき成長を遂げていく。未知の驚きと、未体験の感動に満ちたベラの旅路に注目だ。尚、日本の劇場公開においては、オリジナル無修正バージョンにて上映される。主演はエマ・ストーン主人公のベラを演じるのは、『女王陛下のお気に入り』 でもヨルゴス・ランティモスとタッグを組み、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたエマ・ストーン。『哀れなるものたち』では、主演を務めるほかプロデューサーとしても作品に携わっている。主人公・ベラ…エマ・ストーン自ら命を絶った女性。バクスターの手によって自身の胎児の脳を移植されて死から蘇り、ダンカンとともに大陸横断の旅に出る。大人の身体を持ちながら新生児の目線で世界を見つめ、恐れを知らずに行動する。ゴドウィン・バクスター…ウィレム・デフォー風変りな天才外科医。移植を行い、ベラを蘇らせる。ダンカン…マーク・ラファロベラを誘惑し、大陸横断の冒険の旅に連れ出す。監督はヨルゴス・ランティモス監督を務めるのは、『女王陛下のお気に入り』『ロブスター』のヨルゴス・ランティモス。不思議なダンス、斬新なカメラアングルといったランティモス作品の定番も組み込みつつ、独特な色合いや刺激的なカット、壮大で奇天烈なビジュアルにより、『哀れなるものたち』のファンタジーワールドを映し出す。ダイナミックでありながら緻密に表現された、鮮烈な世界観に注目だ。本作におけるテーマは、“女性の自由についての物語”。同時に、“ベラをコントロールしたいという男性たちの欲望”ももう一つのテーマといえる。ベラに関わる男性たちは独自のやり方でベラをコントロールしようとするが、ベラは男性たちの思惑を受け入れようとせず、自由の中で人生に熱意を燃やす存在として描かれている。第81回ゴールデングローブ賞で主要2部門受賞映画『哀れなるものたち』は、第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門へ出品され、ワールドプレミア上映を実施。最高賞の金獅子賞を受賞した。『哀れなるものたち』を制作したサーチライト・ピクチャーズは『シェイプ・オブ・ウォーター』『ノマドランド』なども手掛けており、過去10年で3度目の金獅子賞受賞となった。また、第81 回ゴールデングローブ賞では主要2部門を受賞。ミュージカル・コメディ部門の作品賞に輝いたほか、エマ・ストーンが主演女優賞を受賞した。第96回アカデミー賞でエマ・ストーンが主演女優賞受賞加えて、第96回アカデミー賞においては、11部門ノミネートを果たし、エマ・ストーンが主演女優賞に輝いた。また、衣装デザイン賞、美術賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞も受賞している。【作品詳細】映画『哀れなるものたち』公開日:2024年1月26日(金)※一部劇場では1月19日(金)~先行上映。監督:ヨルゴス・ランティモス出演:エマ・ストーン、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォー、ラミー・ユセフ、ジェロッド・カーマイケル北米公開:2023年12月8日原題:Poor Things原作:『哀れなるものたち』(早川書房刊)R18+
2023年05月20日WOWOWで放送される「生中継!第76回トニー賞授賞式」のナビゲーターとして、井上芳雄と宮澤エマの出演が決定した。アメリカ・ニューヨークのユナイテッド・パレスで開催される「第76回トニー賞授賞式」。該当期間中にニューヨークのオン・ブロードウェイで開幕した演劇、ミュージカル作品を対象に贈られる賞で、アメリカ演劇界で最も権威のある賞。作品賞や俳優賞はもちろん、演出家、デザイナーらスタッフへの賞が演劇とミュージカルそれぞれの部門に設けられており、まさに1年のブロードウェイを総括するアワードといえる。昨年に引き続き、授賞式の司会は2年連続でアリアナ・デボーズ。昨年、オープニングで数々のミュージカルナンバーを散りばめた圧巻のパフォーマンスを披露し、会場を多いに盛り上げたが、今年のオープニングにも期待が集まる。そして、今回で9回目となるWOWOWの中継では、スタジオからのナビゲートを添えて、授賞式の様子を生中継・ライブ配信。そのナビゲーターを、井上さんと宮澤さんが務める。2人がタッグを組むのは、3回連続3度目。井上さんは、WOWOWが中継をスタートした第68回から番組に出演し、今回で9度目。宮澤さんは、今回で3度目の出演となる。「生中継!第76回トニー賞授賞式」は6月12日(月)8時~WOWOWプライム&WOWOWオンデマンドにて放送・配信(※同時通訳日本時間)。字幕版は6月17日(土)21時~WOWOWライブ&WOWOWオンデマンドにて放送・配信。※放送終了後WOWOWオンデマンドにてアーカイブ配信(生中継版:6月17日(土)20:59まで/字幕版:7月2日(日)23:59まで)(cinemacafe.net)
2023年04月26日4月15日に33歳の誕生日を迎えたエマ・ワトソンが、約4か月ぶりにインスタグラムを更新。近年をふり返った。「これが33歳なんだ。なんということでしょう。29歳になる前はサターンリターン(※)という概念を聞いたことさえなかったけれど、いまはよくわかると言っておこうかな」という書き出しで長文をつづった。いままでの生活から少し離れ、サーフィンや乗馬、セラピーをたくさん受けたこと、『ハリー・ポッター』の同窓会番組(『ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ』)を撮影したこと、女性向けの環境投資ファンドを立ち上げたこと、自炊していたところ両手の親指の爪を切り落としてしまい、数か月間何をするにも片手でしかできなかったことなど、挑戦したことやハプニングについても報告。「色んなことに対してすごく落ち込んだり、腹を立てたりもした」という感情の揺れや、「愛や女性であることについてもさらに学んだ」と、得られたものにも触れた。「3年かかったけれど、ようやくどうやって日々実践すればいいのかということがわかったし、実際に数日以上続けられるようになった」と様々なことと向き合った結果、自信をつけた様子も明らかにしている。長文と共に投稿した写真は、昨年の誕生日に撮影したものだという。ファンから誕生日を祝福するメッセージや「あなたは私のインスピレーション」「人生って長い旅だよね」などのコメントが届いている。※土星回帰。土星は約29年に1度の周期で、その人が生まれたときと同じ場所に戻ってくる。占星術で人生の一大転機として考えられている。(賀来比呂美)
2023年04月17日キム・カーダシアンが「アメリカン・ホラー・ストーリー(AHS)」のシーズン12に出演し、レギュラーキャストのエマ・ロバーツと共演するという。キムは長年リアリティー番組の「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」や「カーダシアンのセレブな日常」に出演。アニメ映画『パウ・パトロール ザ・ムービー』で声優を務めたり、映画やドラマでカメオ出演や端役で出演したことはあったものの、本格的な俳優業に挑むのは今回が初めて。クリエイターのライアン・マーフィーは「The Hollywood Reporter」に「キムは世界においてテレビ界の輝かしい大スターの一人です。AHSのファミリーに迎えることができて本当に興奮しています」とキムを称賛。「エマと私は文化における真の力(を持つキム)とコラボができてワクワクしているんです。ハリー・ファイファーがキムのために特別に楽しく、スタイリッシュで、究極的に恐ろしい役を書いてくれました。今シーズンはこれまでにやったことのないような、挑戦的なものになります」とコメントを寄せている。キムが出演する「AHS」シーズン12は「American Horror Story: Delicate」というタイトルがついており、キムとエマがSNSにティザー動画を投稿して知らせている。(賀来比呂美)■関連作品:アメリカン・ホラー・ストーリー [海外TVドラマ]© 2011-2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2023年04月11日ミュージカルでの活躍はもちろん、最近は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などテレビドラマでも注目されている宮澤エマが、舞台で初主演を飾る。作品は『ラビット・ホール』。ピュリツァー賞を受賞した家族の再生の物語にどう挑むのか。『ラビット・ホール』は、ニコール・キッドマンの製作・主演で映画化もされた傑作。4歳の一人息子を交通事故で亡くした夫婦が希望の光を見出していく姿が描かれ、宮澤は妻のベッカを演じる。「家族に突然訪れた悲劇によって、ベッカは、人生が壊れ、自分自身が壊れてしまった。そこから、私は誰なんだということを再発見していく旅が、ここでは描かれていると思うんです。夫婦としてどうなっていくのか、一人の人間としてどう歩いていくのか。いろいろなプロセスを経てベッカが最後にどんなところにたどり着くのか、丁寧に稽古で作っていきたいと思っています」。そのベッカの旅は、生々しい会話で、細やかな感情の機微を重ねながら綴られる。悲しみの向き合い方が違う夫(成河)とのすれ違いや、ベッカを慰めようとする妹(土井ケイト)や母(シルビア・グラブ)への苛立ちは、まさしくリアル。「悲しいお話ではあるんですけど、笑えるところもたくさんあるんです。普通に生きていても、ネガティブなことが皮肉やユーモアの材料になることってあると思うんですけど、ベッカたちも生活を続けていかなければならない中では、悲しいばかりじゃないんですよね。今回共演する皆さんは、そのブラックユーモアのセンスみたいなところもシェアできる方たちばかりなので。このセリフを成河さんに向かって投げかけたら、成河さんはどう返してくるんだろうとか、膨大なセリフを覚えられるのかという問題はさて置き(笑)、今から楽しみで仕方ありません」。本格的な稽古が始まる前に“翻訳会議”が行われ、英語のネイティブスピーカーでもある宮澤も参加した。「この英語のニュアンスはどういう日本語だったらよりよく伝えられるだろう」と、翻訳の小田島創志や演出の藤田俊太郎らと何度も話したという。日本の観客に届くものは大きくなっているはずだ。「私たちの生活にも、この先どうしたらいいのかわからなくなる瞬間ってあると思うんですけど、そのぐちゃぐちゃした正解のないものについて、時間がかかってもいいとか、いろんな許しをもらえる作品だと思うので。私たちが然るべき仕事をして(笑)、そこへお連れできればと思います」。▼公演情報PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラビット・ホール』4月9日(日)〜25日(火)東京・PARCO劇場※秋田・福岡・大阪公演ありヘアメイク:高取篤史(SPEC) ※髙取篤史の「高」は、はしごだか。スタイリスト:長谷川みのり取材・文:大内弓子
2023年03月08日「ザ・クラウン」『僕の巡査』のエマ・コリンが、『デッドプール』第3弾に出演することが明らかになった。『デッドプール』シリーズに主演しているライアン・レイノルズが、ツイッターで「ファミリーに新しいメンバーが仲間入りしました!誤解のないように言っておくけれど、『デッドプール』ファミリーのことだよ。悪態をつくのが少ないということを除けば、本当のファミリーみたいだ。ようこそ、エマ・コリン!」と発表した。なお、数日前にライアンの妻ブレイク・ライヴリーがインスタグラムで第4子を出産したことを写真でほのめかしており、“リアルファミリー”にもメンバーが増えたようだ。エマもインスタグラムで『デッドプール』への出演を報告。「(ライアンが共同オーナーを務めるフットボールクラブ)レクサムAFCの入団テストを受けたのに、代わりに『デッドプール』に入れられちゃった?まじか!こんなヤバいファミリーの一員になれて光栄です。ライアン・レイノルズにショーン・レヴィ、私を招いてくれてありがとう。楽しみすぎる」とつづり、デッドプールを手のひらに乗せている画像を掲載した。ヒュー・ジャックマン扮するウルヴァリンの登場も決定している『デッドプール』第3弾は、2024年11月8日全米公開予定。(賀来比呂美)
2023年02月15日