浜崎あゆみの歌詞に秘められた想いとは…ドラマ「M」“怪演”“ドロ沼”だけじゃない魅力
でも“エイベックス通”古市さんが指摘したように、11thシングル「appears」に登場する歌詞そのまま。本作に散りばめられたフィクションやオマージュの中に、リアルが存在することを暗示するシーンだ。
また、マサから女優やタレントよりも歌手になったほうが良いと言われたアユは、「目の前の人に伝えろ。目の前の人を震わせるんだ」とのマサの言葉を胸に刻む。続くシーンでは、数万人を前にしたライブでタイトル曲「M」を歌うアユが、このときのマサの言葉を思い出し…。
【M】今日もきっとこの街のどこかで
出会って目が合ったふたり 激しく幕が開けてく
マサの前で歌うことを重ねるうち、「歌うことがだんだん好きになってきました」と言うアユ。それを聞いたマサが「お前が歌っている姿はずっと見ていられる」と微笑む。
【M】今日もまたこの街のどこかで
別れの道 選ぶふたり 静かに幕を下ろした
そんな2人に重なるのが、今後の運命を匂わせるような対照的な歌詞なのもポイント。
第2話アユは“ダイヤの原石” …輝きだすことはできるのか!?
「アユをうちにください」、当時アユが所属していた中谷プロ社長(高橋克典)に対するマサの土下座から幕を開ける第2話。