2020年6月9日 15:00
名優フランコ・ネロが渋すぎ…『コリーニ事件』冒頭シーン到着
“国家”を揺るがせたベストセラー小説を映画化し、2019年上半期のドイツ映画No.1ヒットとなった『コリーニ事件』。この度、名優フランコ・ネロの渋すぎる演技に惹きつけられる、緊迫感溢れる冒頭映像が解禁された。
原作小説と同様に、事件の発生が冒頭で描かれる“ホワイダニット(Why done it?)”形式で物語が紡がれていく本作。犯人を見つけるためではなく、犯行に至った動機の解明を重視した良質ミステリーを期待させる推理小説ファンも唸る設定だ。
最初に映し出されるのは、高級ホテルの廊下を静かに歩くコリーニ(フランコ・ネロ)の後ろ姿。目的の部屋につくと、清潔感のある人の良さそうな男が出迎える。ベルリンの街が一望できるスイートルームへと通されたところ、後ろをふり返った男は驚いた表情を見せる。
一方、後に自身初となる刑事弁護を任されることになる事件がたったいま起こっているとは露知らず、新人弁護士のライネン(エリアス・ムバレク)はボクシングのトレーニングに励んでいる。
やがて、血の足跡を残しながらホテルのロビーにやって来たコリーニ。異常な様子を不審に思ったフロント係が話しかけると「奴は死んだ 最上階のスイートだ」