マーク・ラファロ、18kg増量で渾身の一人二役!HBO新ドラマシリーズ上陸
特殊メイクやCGに頼らず完全に二役を演じ分けることにこだわったマークは、まず9kg減量してから15週に及ぶドミニクのシーンを撮影。
その後撮影をいったん休止し、5週間かけて18kg増量したうえで、統合失調症のトーマスの役に入り込むため様々なリサーチを重ねてラファロの撮影に臨んだ。そんなラファロの渾身の演技は、ほとばしるエモーションと鬼気迫るリアリティで、見る者をぐいぐいと画面に引き込む。その圧倒的なパワーは、全ての観客のハートを鷲づかみにすること間違いなし。
『ブルーバレンタイン』デレク・シアンフランス監督がTVドラマに初挑戦
今回初めてテレビドラマを手掛けたデレク・シアンフランス監督は、脚本・製作総指揮も兼ね、全6話を自ら監督。代表作『ブルーバレンタイン』で、とある夫婦の過去と現在を交錯させながら、その愛の軌跡を描き出した手法は本作でも発揮され、兄トーマスに翻弄された幼少・青年期のエピソードや、前妻との苦い思い出、義父に怯えて育った幼少期の辛い記憶など、過去と現在を交錯させながら、繰り返される不幸にあえぐ主人公ドミニクの苦悩の日々を描いている。
第5話で描かれる、祖父がシチリアからアメリカに移住した当時の回想シーンは『ゴッドファーザー Part ll』を彷彿とさせ、アメリカにおける移民の歴史の一コマもさりげなく垣間見ることできる。