中村倫也、“一人七役”の演じ分けは「舞台の経験が生きているかも」
と自信をのぞかせた。
また、作品の印象について問われると、「この作品がどういう読後感と言いますか、観終わった後自分がどういう感覚になるんだろうなっていうのは、定めきらずに撮っていたので、試写を観終わったときに勇気をもらいました。人によっていろいろな受け取り方ができる作品だと思っています。7つの曜日で皆違うんですが、人間みんな色々な顔を持っていて、その自分の色々な顔に時々翻弄されたり、反省したりとか、生きていると色々な思いがあって。僕もそういうところあると思うんですけど。この作品を観たときに、そういうことを認めていく“力”だったり、自分だけではなくて色々な人と接点を持つことで、成長していくとか、受け入れていくとか、背中を押してもらった気がいたしました」と真摯に語った。
しかし、その撮影中は「スーパー寂しかったです(笑)」と吐露。「雑談できる出演者がいる日の方が少なかったので。
スタッフさんが準備をしている中で、僕は和室にずっと座っていたような気がします」と話しつつも、「(プレッシャーは)ないですね。色々な経験をして、色々な人の背中を見ていく中で、役者としてだけではないかもしれないですが、人生観として、“背伸びしても、たかが知れている”と思っているので、緊張とか気負いとか、排除しています」