2020年7月19日 13:30
「得体が知れない山崎賢人が現場にいて…」行定勲監督も「必死だった」『劇場』
にも当たってしまうこともある劇作家・永田というキャラクターに、様々なインタビューで“共感できる部分もあった”と語っていた山崎さん。
「永田の人間としての弱さとか、愚かさとか、嫉妬心」に共感したと語り、「僕も俳優という仕事をやらせて貰っている中で、表現するという意味では近いところもあって、普段自分が抱えているような感情が一杯ありましたし、台本を初めて読ませて頂いたときに演じてみたいシーンが一杯ありました。人間って愚かな部分がたくさんあると思うんですけど、ここまで愚かな部分を出せる役が初めてだったので、本当に永田が演じられて嬉しかったです」と永田に巡り合えたことへの感謝を口にした。
実際に、永田は山崎さんがこれまでに演じられてきた役とかなり違い、スクリーンにはこれまで見たことのないような山崎さんの姿が映し出されている。行定監督は、「誰が永田をやればいいのか原作を読んで思いつかなった」と語りながらも、「プロデューサーからの提案で山崎賢人は、と。思いもしないですよね。というのは山崎賢人がこれまでそういう役をあまりやってきていないから。それを聞いてこれは良いと思って(笑)やっていない人間がやるのが一番僕の気持ちを凌駕してくるんですよね」