アンジェリーナ「本当にゾウの家族みたい」お揃いコスプレで声の熱演『ゴリラのアイヴァン』
中でも、ブライアン・クラントンは、才能に溢れる、真に優秀な人だ。時々、ウォルター・ホワイト(「ブレイキング・バッド」で彼が演じた伝説的キャラクター)が出てきちゃって怖くなることもありましたけど(笑)。
(現場で)アイヴァンを演じるベン・ビショップを見るのも面白かったですよ。彼がやった肉体や目の演技が活かされていましたから。ルビーを演じた人は、グリーンのゾウのコスチュームを着て現場を歩き回っていましたよ。しばらくすると、それが赤ちゃんゾウだと信じられるようになるものです。そういうふうに、実際のものがあるのは、ありがたかったですね。何もないところで、そこにあるかのように演じなきゃいけない経験もしてきたので、何かがあると本当に助かるんですよね。
しかも、相手は人間ですし。本当の人間が演技をしてくれるんですよ。それは、僕らにとって大きな助けとなります。
ここで、この映画のメッセージについて戻っていいでしょうか。僕らは(コロナで)家の中に籠もることを強いられ、アイヴァンに通じる体験をすることになりました。そこには、あらためて成長するような要素もありました。
そして、この映画でアイヴァンは、人生の遅いステージになってから自分自身を発見することはあるのだと教えてくれます。