『靴ひも』監督、実は「作りたくはなかった」映画製作の経緯明かす
ただ、この映画の中でも、カディに失礼なことをしていますよね。イスラエルでも一般の人の反応は、スペシャルニーズの方々にどう接していいのか分からないことは多々あります。でも映画やテレビドラマなどのキャラクターとして描かれることが増え、一般の人が慣れてきていることは確実にあります。イスラエルでも好奇の目で見ることは少なりつつありますが、まだまだ道のりは長い、と感じています」と答えた。
さらに最後に監督は「この作品に、多くの溢れるばかりの愛情を注ぎこみました」と話し、「この作品は、父と息子のラブストーリーです。深刻でつらいテーマと娯楽という極端なものを同時に成立させることは難しいけれど、上手くいったのではないかと思っています」と完成に自信を見せる。また「いまはコロナ禍という、世界中が尋常ではない状況にありますが、この映画で、約1時間半の休暇を過ごすような気持ちで、楽しんで観てもらえると嬉しいです」とメッセージを寄せた。
『靴ひも』は10月17日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。
(cinemacafe.net)
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