2020年10月15日 16:00
大森南朋のギャップ、永瀬正敏の存在感…『空に住む』実力派俳優陣に注目
該当するシーンは、直実役の多部さんも印象に残った場面のひとつと語るほど。喪失感でいっぱいなはずの直実を前に、「ちょっと変なことを言うんですけど…」と自然体で独特の死生観を語り、彼女の心をじんわりと解きほぐす、劇中でもひと際不思議な存在だ。
永瀬さんといえば、国内外の名匠の作品に数多く出演してきた生粋の映画俳優。本作でも青山監督のもと、永瀬さんにしか醸し出せない佇まいで観客を魅了し、存在感を見せる。
◆高橋洋マイペースで“癖が強い”…でも、常に味方してくれる編集長
高橋さんが演じるのは、丸眼鏡にマフラーというコーディネートがトレードマークの、直実が働く出版社の編集長・柏木。両親の死を経て仕事に復帰した直実の挨拶そっちのけで昼食の注文をしたり、仕事の話をしながら爪を切り始めたりと、かなりマイペースなタイプ。
物腰は柔らかいが発言にも遠慮がなく、どこか変わり者の雰囲気を漂わせている。しかし、直実の意見を尊重し挑戦を支持したりと、どこか彼女に甘く優しい一面も持っており、実は理想の上司と言えるのかも!?
舞台、映画、テレビなど幅広いフィールドで活躍中の高橋さんだが、多部さんとは「これは経費で落ちません!」