海外でも高評価「今際の国のアリス」濃厚キャラと残酷な“げぇむ”に引き込まれる
今作は「Alice in Borderland」との英題で世界190か国に配信されている。
すでに“ビンジウォッチ”(イッキ見)で見終えた海外ファンも多いようで、映画データベース「IMDb」のユーザーレビューでは8.0/10点、「RottenTomatoes」のオーディエンススコアは97%フレッシュ(いずれも12月18日現在)という高評価。クリフハンガーな終幕に「シーズン2がいまから待ちきれない」という人も。容赦のないサバイバルは同じく漫画原作の『GANTZ』や『デスノート』、さらに『バトル・ロワイアル』を彷彿とさせるという声や、世界的大ヒットシリーズの『ソウ』『ハンガー・ゲーム』などを比較に挙げる声もある。
確かに、山崎さん演じるアリスと親友のチョータ(森永悠希)とカルベ(町田啓太)はいきなり、何の説明もなしに無人と化した東京の街に放り込まれる。そこは謎の世界“今際の国”。人っ子ひとりいない渋谷スクランブル交差点は、コロナの時代にディストピア感を伝えるには十分だろう。
また、そもそも謎多きサバイバルゲームの名が“げぇむ”。
知力と体力、気力を極限まで消耗してクリアしても“こんぐらちゅれいしょん”と祝福され、どこか人の生死さえ茶化すような設定はあざといほど。