くらし情報『『ニュームーン』監督が、あるシーンに潜ませた黒澤明へのオマージュ!』

2009年11月28日 22:52

『ニュームーン』監督が、あるシーンに潜ませた黒澤明へのオマージュ!

「そう、色彩は一番気にした部分だね。クライマックス近く、イタリアでのシーンで赤いマントを着た人々が登場するけど、このシーンまでなるべく赤を使わないようにしたんだ。ちなみにこの町に敷きつめられているレンガも全て赤みがかってるんだ。ハイショットで撮った場面で、赤い色彩が余計強く感じられるようになってるのさ。それから、アメリカでのシーンは、グリーンやブラウンを主体に、そしてイタリアのシーンでは金色や赤といったイタリアの強い太陽の光を意識した色彩になってる。さらにラストシーンでは、全く新しい、もっと広がりのある世界に踏み込む、ということを印象付けられるように工夫しているよ」。

自らが施した様々な工夫について、いたずらっ子のような笑みを浮かべて自慢げに語る監督。さらに、日本の映画ファンには嬉しいこんなオマージュも!
「僕はかねがね、日本のフィルムメイカーは世界でも最高峰にいると思っていた。
特に黒澤明の群集の使い方は素晴らしい。群集を使ってシーンの感情を表すんだ。『野良犬』という映画では群集が一瞬、主人公を一斉に見るシーンがあるけど、僕にはそれがすごく印象に残っていた。だから今回、それを真似して群集が一瞬、ベラ(=クリステン)

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