2009年12月18日 23:14
初公開の『ソラニン』メイキング映像上映&三木監督のトークに早稲田盛況!
と苦労を明かした。高橋さんが自身の脚本の中で、オリジナリティを出した部分として気に入っているシーンというのが「原作にはない、ビリー(桐谷さん)の部屋のシーン。ビリーにすごく思い入れがあったので『見せたい』って思ったんです」と語った。ちなみに、原作者の浅野さんも現場を訪れたそうで、1シーンだけ出演しているので、こちらも注目したい。
会場からも、2人への質問が次々と飛び出し、イベントは大盛況。客席からの質問に答える形で監督が挙げた2009年のベストムービーは「洋画は『母なる証明』、邦画は『サマーウォーズ』」とのこと。高橋さんは『ミスター・ロンリー』(※公開は昨年)を挙げた。
監督は最後に、会場の若者たちに向けてこんなアドバイスを。
「それぞれみんな、悩みを持っていて、それは他人には絶対に理解されないものです。特に、就職とか将来のこととかを考えると不安になるものだけど、実は、悩んだり迷ったりしている間は心地良かったりする。何かを決めて進む方が痛みを伴うんです。その痛みを伴う作業…『ソラニン』はそれを描いています!」。第一線で活躍する“先輩”言葉に、会場からは大きな拍手がわき起こった。
『ソラニン』は2010年4月、全国にて公開。