くらし情報『佐藤健と緊迫の対峙、村上虹郎の度胸を監督も賞賛『るろ剣』撮影現場レポ』

佐藤健と緊迫の対峙、村上虹郎の度胸を監督も賞賛『るろ剣』撮影現場レポ

本シーンの演出について大友啓史監督は「これまでの逆刃刀は、どちらかというと打撃。叩いて倒すというイメージですが、今回の真剣だと斬った相手からは血が出るわけで、瞬殺の闘い。剣心が刀を抜くと、既に相手は斬られている。アクションというよりは、より時代劇に近い所作や立ち回り」とコンセプトを明かしていたが、まさに佐藤さんと村上さんの対峙する場面では“間”によって観客が引き込まれるような独特の空気が漂う。

さらに、本シーンの足場は砂利だったため、勢いがつけばつくほど、思った立ち位置で止まることができない。テストを含め、何度も確認をするが、迫真の殺陣であればあるほど、難易度も上がる。それでも、まったくの妥協がない現場では、佐藤さんも村上さんも何度も動きをモニターでチェック。ときにはアイデアを出し合いながら、シーンを構築していた。


沖田を演じた村上さんに対して大友監督は「猫みたいでしなやか」と表現すると「これだけ長くシリーズを続けると、役者同士でも佐藤健に飲まれてしまう部分があるのですが、彼はそういったところが全然ない」と度胸の良さを賞賛。さらに大友監督は、剣心の繰り出す剛の剣に対して、柔らかい村上さんの剣さばきは、「これまでの『るろうに剣心』シリーズでは観たことのないような魅力を放つ、独特のシーンに仕上がっている」

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