2021年8月19日 17:30
【インタビュー】鈴木おさむが明かす「酒癖50」制作秘話「ドス黒く輝くものを作りたい」
、会ってみるとめちゃくちゃ社交的な人で。僕が1話ごとにプロットを出すと、物語の「背骨」になる部分を掲げてくれるので、対話しながら作っていくのが楽しかったです。
小出恵介はじめ各話キャスティングの理由とは
――鈴木おさむ作品と言えば、キャスティングも見どころの一つかと思いますが、今回特にどんな点を意識されてキャスティングに当られたのでしょうか?
元々、主人公の酒野役を小出恵介さんにというのはABEMAの制作サイドから出てきたアイディアで、彼が演るからこその説得力が作品に宿ると思いました。ビートたけしさんが昔、昭和の実在する殺人者シリーズを演じていて、すごい怖さや説得力があったんですね。今回の『酒癖50』は小出くんが演ることに意味があると思いました。
各回のキャストでは、お芝居が上手い人に演じてもらってドラマの質を高めていくことを意識しました。浅香航大さんは『見えない目撃者』のお芝居が半端なくて大好きなので、1話では彼に主演を演ってもらいたいと思っていました。
――第3話では般若さんも出演されていてビックリしました。
上司役で怖いイメージがありながらも、最後の展開を踏まえて一番ギャップがある人って誰だろうと考えた時に般若さんが思い浮かびました。